100年前の1918年の日本は空前の好景気と米騒動に沸いていた

100年前の日本は、第一次大戦の戦争特需で、空前の好景気に沸いていた。今の日本も、日銀の常軌を逸した金融緩和による官製円安のおかげで、一部の企業の正社員、公務員、特殊技能者だけは、史上空前の好景気に沸いている。その他大勢の国民(全国民の8割以上)は、円安による超インフレと年々増す税負担により、生きていくのが段々と厳しくなってきている。全く酷い話だが、現実とはこんなもんだ。

1918年、戦争特需景気で、特権階級に胡座をかく既得権益者達は、この世の春を謳歌していた。好景気に沸く日本で、米騒動はピークに達していた。まさに、貧富の差の拡大を象徴していると言えるだろう。今の日本も当時の状況に酷似している。官製円安の恩恵により、一部の企業は、史上空前の利益を叩き出している一方で、増税と円安によるインフレにより、多くの庶民はこの世の地獄に苦しんでいる。

ネットで、「無料牛丼に群がるさもしい貧乏人共」という痛烈な批判を目にしたが、あんなもん無料でもいらんわという人間達にとっては、そんなもんしか食えない人間の気持ちは永久に分からないだろう。これも貧富の差の拡大を象徴した出来事と言えよう。世の中には、10円の値段の違いも大きい層が存在しているということを忘れてはいけないし、日本には、1円を笑うものは1円に泣く(一銭を笑う者は一銭に泣く)という諺があるが、無料牛丼を笑う者は無料牛丼に泣くという諺も必要かもしれない。

100年前に、現パナソニックを創業した松下幸之助氏は、企業というものは、自社利益のみを追求するのではなく、社会貢献する責任があると述べている。少なくとも、庶民を苦しめる官製円安のおかげで、巨万の富を得ている企業は、庶民に還元する義務があることだけは言うまでもあるまい。それが、日本特有の持ちつ持たれつの関係というものだ。あるいは、困ったときはお互い様とも言えよう。

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