worth dying for and worth living for 命を懸ける価値があるものとは?

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If there is nothing worth dying for, there is nothing worth living for.

もし、この世に命を懸ける価値があるものがなければ、生きるに値するものがない。

die for = ~のために命を落とす、好きでたまらない、欲しくてたまらない

I would die for her. 私は彼女が好きでたまらない。

to die for = すばらしい、すごくいい、欲しくてたまらない、好きでたまらない

This chocolate is to die for! このチョコレートは本当にすばらしい!

To Die Forというニコール・キッドマン主演の映画がありましたが、この映画のタイトルは、Nicole Kidman is to die for.という意味の他に、Fame is to die forという意味もあります。

die for you = 君のためなら死ねる

live for = ~のために生きる、懸命に~する

I only live for my son = 息子のためだけに生きている。息子だけが生き甲斐

worth dying for = 命を懸ける価値がある、生命に値する

worth living for = 生きるに値する

nothing worth doing ever isはどういう意味なのか?
But nothing worth doing ever is.は、中学生レベルの英単語の羅列ですが、瞬間的には訳せませんでした。何度か読み直して、やっと意味が分かったのですが、こういう英文は、丸ごと暗記してしまうのが一番です。そうすれば、Nothing worth fighting for ever is.のような英文にも即対応できます。下記のニュース記事の中に、問題の英文が出てきました。
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人が命を懸けて守るべきものは愛する家族だと思われます。聖書には、友のために生命を投げ出すことが最大の愛であると説いています。世の中には、見ず知らずの全くの赤の他人のために、自分の生命を投げ出す人もいます。人が命がけで他者を守る行為は、人を大いに感動させます。人の生命を守ることは、十分命を懸けるだけの価値があると言えるはずです。

There are causes worth dying for, but none worth killing for. – Albert Camus

命を懸けるに値する大義はあっても、人を殺すに値する大義などこの世に存在しない。

このアルベール・カミュの名言は、少なくとも、侵略戦争は、命を懸けるに値する大義にはならないということを説いています。一方、侵略された側は、愛する家族や友、同胞を守るために侵略者と戦うことは命を懸けるに値する大義になります。侵略行為さえなければ無益な殺生は避けられるわけですから。自衛のための殺生は別として、人を殺めるに値する大義はあってはならないと思います。

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Ernest Hemingway(アーネスト・ヘミングウェイ)は、The world is a fine place, and worth fighting for. (この世界は素晴らしいところであり守るに値する。)と書いています。世界の素晴らしいところを守るために戦うことに価値があるということで、それが、美しい自然であれ、家族であれ、自由主義であれ、何であれ、とにかく世界を素晴らしいものにしているものを守るために戦うことは人の義務ではないでしょうか。これも自衛のための戦いです。

Lost causes are the only ones worth fighting for.

やるだけ無駄なことこそが、戦う価値があるものなのだ。

この名言が誰のものかは議論の余地があるのですが、ウィンストン・チャーチルが、ブリテンの戦いの絶望的なムードに包まれていた時に、勝ち目のない戦いこそ戦う価値があるという意味で言っています。言い換えれば、侵略者から祖国を防衛するという大義名分に勝る大義はないという意味です。祖国防衛戦に勝ち目があるとかないとか、そんなことは全く関係ないということです。やるだけ無駄と言って戦わなければ、人類が今のような自由や民主主義を勝ち取ることは永遠になかったですし、そもそも、諦めたら全てがそこで終わってしまいます。

Shakespeare(シェイクスピア)名言 格言 ベニスの商人より
今日はイギリスの偉大な劇作家でもあり詩人でもある、William Shakespeare (ウィリアム・シェークスピア)の名言(イディオム)、pound of flesh と All that glitters is gold.を取り上げてみたいと思います。シェークスピアと言えば、Four Great Tragedies (4大悲劇)のHamlet (ハムレット)

Lost causes are the only ones worth fighting forは、一般的には、Clarence Darrow(クラレンス・ダロウ)に帰属されていますが、wikiによると、Ethel Lina White’s The Wheel Spins (エセル・リナ・ホワイトの空転)(1936)が初出で、1939年の映画、Mr. Smith Goes to Washington(スミス都へ行く)で、主人公のスミスがこれに似た台詞を発言することで知名度が一気に上がったと記されています。

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