アメリカは銃社会と言われているが現実は必ずしもそうでもない

アメリカにホームステイしていた時は、どこの家庭にも銃が置いてあったし、大学講師や教授連中も狩猟好きが多かったので、アメリカは銃社会だと思い込んでいたが、この記事”Most people overestimate total number of US gun owners“を読んでみるとそうでもないように思えてきた。この記事の要旨は以下の一文に集約されている。

“Because gun owners are actually a minority, perceiving their group as larger and even as a majority could make them feel more empowered to advocate on gun issues,”

「銃所有者は実際には少数派故に、銃所有者が実際より多かったり、さらには多数派だと思い込むことが、銃所有者が銃問題でより多くの発言権が与えられているように感じさせている。」

驚くべきことに、アメリカ人の実際の個人の銃所有率は25%だそうだ。言い換えれば、4人に3人は銃を持っていないことになる。とは言っても、世帯単位の銃所有率は33%〜40%まで跳ね上がる。しかしながら、それでも少数派であることには何ら変わりはない。もちろん、銃社会ではない日本の世帯の銃所有率と比べればこの数字はアメリカが銃社会であることを十二分に証明しているかもしれないが、アメリカ国内のほとんどの世帯が銃を所有しているという幻想は見事に打ち砕いている。

この記事で面白いのは、2016年に行われた聞き取り調査によると、回答者の75%以上が個人の銃所有率を実際よりも多く答えているということだ。最も多かった回答が50%、つまり米国人の2人に1人が銃を所有していると思っていたことになる。さらに、回答者の5人に1人は、個人の銃所有率が70%を超えていると回答している。銃所持率を過小評価していたのは、回答者の2.3%しかいなかったことにも驚かされる。

アメリカは銃社会とは言っても、全てのアメリカ人が銃を所持しているわけではなく、実際には4人に1人、あるいは、3世帯に1世帯だけが少なくとも一丁の銃を所持している。そう考えると確かにNRAは政治力を持ち過ぎているという批判も頷けるが、この数字がリベラル十八番のでまかせである可能性も否定できないので何とも言えない。さらに言えば、gun showなんかでこっそり購入した銃なんかは統計には載らないだろうから、実際の銃所有率を知ることは不可能かもしれない。

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