生物燃料:takes food away from poor people (食料泥棒)

現在77億人の世界人口は、2030年には85億〜90億人まで膨れ上がることが予想されている。今後11年間に悪化の一途を辿る、気候変動、水不足、政治不安、環境破壊等により、世界の食料生産高は伸び悩みが予測されており、水・食料争奪戦から地域紛争へ発展する可能性まで指摘されている。

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生物燃料は食料危機に拍車を掛ける

この記事”Everything in moderation“の中で、生物燃料について以下のように書かれている。

“When a food crop is used to make a biofuel, this, in essence, takes food away from poor people around the world, and, it turns out, offers little, if any, greenhouse gas reductions.”

「食料用作物が生物燃料製造に使われる時、この事は、基本的に、世界中の貧しい人々から食料を奪い去ることを意味し、温室効果ガス削減にはほとんど効果がないことが分かっている。」

化石燃料に比べ、生物燃料は、一見、エコフレンドリーに見えて、実は、特に環境に優しいわけでもなく、それどころか、食料作物を人間から奪うという点でマイナスのようだ。バイオ燃料で有名なのが、とうもろこしを使ったエタノールで、一時期アメリカでもコーンバブルが起こったほどで、当時、バイオ燃料ブームでとうもろこし価格が高騰することを見込んで、とうもろこし農業を始めた若者達が一躍時の人としてメディアで紹介されていた。話が逸れたが、とうもろこしや芋などの食料作物を生物燃料として利用すると、世界中の貧しい人々が餓死していくという事実を重く考える必要がある。とは言っても、大量の食料を廃棄している時点で、なんの説得力もないような気がするのは私だけだろうか。

肉食が環境破壊を助長

地球の温暖化、もしくは、気候変動のことをもっと真剣に考えるのであるならば、人類は肉食を改める必要がある。牛のゲップによるメタン汚染が有名だが、牛、豚、鶏、羊、馬、ウサギ、アヒル、ガチョウ、カモなど、肉食用に飼育された動物の糞尿から発生するメタンガスも問題になっている。こういった食肉用動物に与える飼料も温暖化や食糧不足の原因になっている。先進国の人間が飽食の限りを尽くし、大量の食料を廃棄している一方で、地球上の何十億という人々が、飢餓や半飢餓状態にあることを我々は決して忘れてはならない。

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