本当に美味い米を食べるには大変な労力と金が必要になる

美味い米を食べようと思えば、金と労力がメチャクチャ必要になる。本当に美味い米は食おうと思えば、かまどで強火で炊き上げ、最後にわらを一つかみくべて蒸らし、木曽さわらのお櫃に移して布巾をかぶせて蓋をするわけだが、そんなことをする人間はまずいないだろう。それ以前に米の選択も非常に重要で、無農薬、無除草剤、無化学肥料栽培は当たり前として、有機肥料も、堆肥に使う動物の糞は、無農薬、無除草剤、無化学肥料栽培の飼料を与えられ、抗生物質や成長ホルモン等の薬剤が与えられていない動物のものでなければならない。堆肥に使うわらも、無農薬、無除草剤、無化学肥料栽培のものを使うことは言うまでもあるまい。稲の収穫後も、天日干しは当然として、脱穀、もみすりも手作業で行う必要がある。玄米の保存も非常に重要で、14度以下の冷暗所で保存しなければならないので、大量の玄米を保存できる冷暗所が無い場合、買い置きなどは論外であると言えよう。

こういった米を手に入れようと思えば、自分で稲作に挑戦するか、昔ながらの米作りをしている農家から米を買うしかない。自力稲作は無理だとすれば、莫大な金を払って米を農家から入手するしかない。精米は、食べる直前に食べる分だけ精米し、米の研ぎ方にも注意を要するし、水道水をそのまま使うのは有り得ないことである。最低限、浄水器を通した水道水で米を研ぎ、日本名水百選の軟水天然湧き水を汲んできて炊くのが理想だろう。かまど炊きが無理な場合は、最高級の炊飯器で代用するしかない。炊き上がったら、おひつに移し替えるのはmustである。とにかく、食べられる分だけ炊くことがコツだ。

ほとんどの人間は、農薬・除草剤・化学肥料たっぷり、機械乾燥・脱穀・もみすりの米を買い、米びつに長期間常温保存し、安い炊飯器と不味い水で米を炊いている。さらに、おひつに移す家庭はまれだろう。高価な魚沼産の米を買うのであれば、保冷精米機は必須だし、南魚沼のおいしい湧き水、魚沼の名水で米を炊くのがいいかもしれない。几帳面な人は、米粒をひと粒ひと粒チェックして、欠けているもの、虫食い(黒ずんだ米粒)、白くなったもの、小粒な米を除外して、粒が揃って透き通った綺麗な米粒だけを選別するそうだ。そこまでして初めて美味しい米が炊けるらしい。色彩選別機を使えば簡単に選別できるので、そういった文明の利器を使うのも有りかも知れない。価格は100万〜300万円くらいらしいが、美味い米を食うためなら安いものだ。何れにしても、安全で美味い米は、米を主食としている日本人の健康の基本だということを、全ての日本人が肝に銘じておく必要がある。最も、健康を志向するならば、玄米食が良いが、味を追求すれば、やはり白米だろう。

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