妊娠中の煙草の煙は新生児の乳幼児突然死症候群と心不整脈の原因

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2020年になって、全面禁煙の飲食店が大幅に増えたことは多くの嫌煙家達にとって朗報と言えます。何故なら、煙草の煙を嗅ぎならが摂る食事ほど最悪なものはないからです。煙草の臭いで料理の味もへったくれもなくなってしまいます。料理が不味くなるだけではなく、煙草は人体にも悪影響を与えることが分かっています。妊娠中に煙草の煙に暴露すると、生まれてくる子供が心不整脈や乳幼児突然死症候群を患うリスクを負わされることがこの記事”Novel study links fetal exposure to nicotine and sudden infant death syndrome”に書いてあります。

妊婦が煙草を吸うとか個人的には有り得ないことなのですが、胎児の副流煙暴露を回避するためには、妊娠中は喫煙者とは一切関わり合いにならない方がいいようです。妊婦が就業している企業は、社内を完全禁煙にすることは言うまでもありません。企業にとっての最善策は、喫煙者は一切雇わないという選択をすることです。海外においては、喫煙者は企業にとっても社会にとっても百害あって一利なしの存在であるといった極論さえ存在するほどです。実際に、喫煙者の労働生産力が非喫煙者に対して著しく低いという調査結果もあるので、喫煙者を雇わないことは、企業の生産性が向上するだけではなく、そこで働く従業員の健康も守ることができる、まさに一石二鳥の賢い選択であると言えるのです。

将来産まれてくる子供のためにも女性は喫煙者とは結婚しない方が良い
日本もようやく家族連れが食事を摂る飲食店での全面禁煙が実現しましたが、それでも未だに居酒屋等の飲食店は全面喫煙可のままになってしまっています。最近は、居酒屋も家族連れで行く時代になってきているので、1日も早く、全ての飲食店が全面禁煙になるように祈らざるを得ません。子供や母体の健康を守るためにも、全ての人が集まる場での禁煙は現代社会では必須となっています。
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煙草の煙に含まれるニコチンがやばい

前出の記事に以下のように書かれています。

SIDS, or crib death, is the leading cause of death in the first year of life. In utero exposure to tobacco smoke remains the highest risk factor in 85 percent of cases. It therefore seems logical to prescribe nicotine replacement therapies (NRTs) to pregnant women who wish to quit smoking. Tobacco smoke contains over 3,000 toxic compounds identified so far, but out of all the toxic compounds found in smoke, only nicotine is associated with cardiac arrhythmias in newborns.

sudden infant death syndrome=乳幼児突然死症候群(揺りかご死)は、一歳未満乳児の死因第一位になっています。煙草の煙への子宮内暴露は、全事例の85%において、依然として最も高い危険因子のままになっています。従って、禁煙したい妊婦に対してニコチン置換療法を処方することは当然かもしれません。煙草の煙は、これまで確認されている3000種以上の有毒化合物を含んでいますが、煙草の煙に含まれる全ての毒性化合物の中で、ニコチンだけが新生児の心不整脈と関連しています。

煙草の煙の中でも、とりわけ、ニコチンが最悪の毒物のようである。胎児の副流煙の暴露も当然問題のはずだが、この記事では、受動喫煙については特に語られてはいない。しかしながら、他の記事、例えばこの記事にも胎児への副流煙がもたらす恐ろしい影響が書かれているので、当然、副流煙にも注意を払う必要があることは言うまでもあるまい。

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煙草の煙は毒ガス兵器と一緒

この記事”Smoking and mortality in Asia“アジア地域で1930年代に産まれた男性の3割が喫煙が原因で死亡し、肺がん死の7割が喫煙が原因となっています。恐ろしい数字です。この数字を見れば、煙草が毒ガス兵器と何ら変わらないと言っても、決して過言ではないことが良く分かるかと思います。特に、女性や子供の前で煙草を吸う喫煙者は、自分達が毒ガステロをやっていると思った方がよさそうです。これだけ人体に有毒な物を、国はいつまでも販売を許可している場合ではなく、一刻も早く、煙草の無い、健康的な社会を作る必要があるのではないでしょうか。胎児に優しい社会こそが、本当に子供に優しい、ひいては人に優しい社会と言えるのではないでしょうか。

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