日本人の特異性:アベンジャーズ vs. 名探偵コナン

この記事”While ‘Avengers: Endgame’ Dominates Globally, Japan Is All About A New ‘Detective Conan’ Movie“を読めば、日本の映画市場の特異性が良く分かるはずである。記事の要点は以下の一説にまとめられている。

While all of this may seem a bit silly, it’s a good reminder that the Japanese market for movies and pop-culture is particularly singular. There is still some crossover, as Avengers: Endgame has a following, but Japanese fans definitely have different tastes compared to those around the world.

映画、Detective Conan: The Fist of Blue Sapphire (名探偵コナン:紺青の拳)と、Avengers: Endgame (アベンジャーズ/エンドゲーム)の興行収入争いにおいて、コナンがアベンジャーズを下しているのはいささか馬鹿げているように思えるかもしれないが、このことは、日本の映画とポップ・カルチャー(大衆文化)市場が、ことさら特異的であるという良いリマインダーになっている。アベンジャーズ/エンドゲームにファンがいることから、それでも多少のクロスオーバーが存在してはいるが、日本の映画ファンは、世界各国のファンとは明らかに異なる嗜好を持ち合わせている。

この場合のクロスオーバーというのは、ジャンルを超えたファンという意味で、つまり、コナン全盛の日本の映画市場にあっても、アベンジャーズのようにコミックを実写化した映画にもジャンルを超えたファンが存在するという意味。

アベンジャーズ/エンドゲームの世界興収は、それまでアバターが持っていた世界記録を抜いて3000億円を超えることが予想されている。一方の名探偵コナン/紺青の拳の世界興収はせいぜい120億円程度と思われる。それにもかかわらず、2019年の映画国内興行収入第一位は名探偵コナン/紺青の拳となっている。コナンファンの1人としては、コナン映画の面白さが分からない人間の方が特異的だろうと思わざるを得ないが、蓼食う虫も好き好きという諺があるように、人の嗜好なんて十人十色違って当たり前としか言いようがない。それよりも、もっと驚きなのは、ポケモン初の実写映画である、Pokemon Detective Pikachu「名探偵ピカチュウ」の世界興収が400億円近いということだろう。この映画の国内興収が24億円ということを考えると、ポケモンは世界中の人々に愛されているということになる。名探偵コナンも、もっと世界中の人々から愛されてもいいはずだと思っているのは私だけではないはずだ。さらに、映画ドラえもん のび太の月面探査記の興行収入が50億円とか、どんだけ日本人はドラえもん好きなんだよと言いたくなる。個人的には、ゴジラ映画の新作、ゴジラ キング・オブ・モンスターズがかなり気になっている。

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