正直な口コミ投稿はone good turn deserves anotherを意味する

one good turn deserves another (情けは人のためならず)は、情けをかけるのは人の為にならないという意味ではなく、人に恩を施すのは、巡り巡って自分に返ってくるという意味であるが、この記事”It pays to be free: No-cost products garner strong word-of-mouth recommendations“では、以下のように使われている。

Consumers who get a web-based product or mobile app for free are more likely to give it a word-of-mouth boost than a product they buy, suggesting they feel “one good turn deserves another.”

ウェブベースの製品やモバイルアプリをタダでゲットした消費者は、購入した商品に比べ、無料製品に口コミブーストを与える傾向が強く、恩に報いるに恩をもってするという感情を抱くことを示唆している。

この場合のone good turn deserves anotherは、情けは人の為ならずと訳すよりも恩をもって恩に報いる(ひとつの善行はもうひとつの善行に値する)と訳した方がしっくり来る。商品をタダで貰った恩に対し、高評価の口コミ投稿をすることでreturn the favor(恩に報いる)というわけである。しかし、無料のウェブアプリに対しても、情け容赦の無い、恩を仇で返す辛口評価が多々見受けられるのも事実である。There is no such thing as free lunch.と良く言われるように、タダの裏には何かあると思った方が良い。スパイウェアが埋め込まれていたり、データを黙って送信されたり、勝手にマイニングに利用されてたり、踏み台にされたり、そういった変なのもあるので注意が必要である。

一方で、購入製品の場合、正直(正確)な評価を口コミ投稿することで、市場から粗悪品や安物買いの銭失い的商品を排除できるので、最終的に、消費者利益に繋がる。つまり、情けは人の為ならずというわけである。しかしながら、現実世界においては、アマゾンや楽天に見られるように、サクラや関係者の自作自演で高評価を付けたり、逆に、ライバル製品を悪く見せるために、工作員や業者を雇って悪い評価を付けたりしているケースが多々あると、一部の間で指摘されている。口コミはあまり当てにしない方がいいが、少なくとも、自分が口コミ投稿する時は、購入した商品に対して正直に正確な評価を下すことが要求されている。無料製品の場合、タダで貰った商品が粗悪品だった場合、正直に辛口評価をして恩を仇で返すよりも、高評価を付けて恩に報いた方が後味が良いという心理が働くというのもあるのかもしれない。

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