ロシア軍はウクライナ東部軍の包囲殲滅を狙っている

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ロシア軍はウクライナ東部に展開するウクライナ軍4〜5万人の包囲殲滅作戦を展開中です。仮にロシア軍がこの作戦を成功させた場合、東部地区における戦略的フリーハンドを得ることで、満を持したオデッサ作戦に移行することが可能になります。

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マリウポリ掃討作戦

マリウポリでは狂信的ネオナチアゾフ大隊の残存メンバーが未だに戦いを続けています。ロシア軍は最後まで抵抗を続けるネオナチ集団の掃討作戦を展開中で、民間人と共に市内から脱出を試みるアゾフ兵が後を断たないことにかなり苛立っているようです。何れにしてもネオナチアゾフ大隊の本拠地であるマリウポリを占領することでプーチン氏の当初の作戦目的の1つであるdenazification(非ナチ化)へ着実に一歩前進したことになります。さらに今後、東部地区のウクライナ軍を包囲殲滅することで、ドンバスで過去に親露派やロシア系住民を虐殺したネオナチを一掃できれば、ウクライナの非ナチ化はひとまずは完了と言ってもいいかもしれません。最近では、アゾフ大隊はもはやネオナチに非ずなどというとんでも論が出ていますが、そういったフェイクニュースメディアの垂れ流す偽情報に騙されてはいけません。リベラルメディアの常套句の1つである、ゼレンスキー大統領がユダヤ人なのにネオナチとか頭おかしいという輩達がいますが、その同じ輩達がトランプ大統領の首席補佐官であったスティーブン・ミラー氏をネオナチ扱いしていたという衝撃の事実が存在します。ミラー氏がユダヤ人であるにもかかわらずです。当時リベラル達は、ユダヤ人であることがネオナチではない理由にはならないとまで言っていました。ユダヤ人であることを隠れ蓑にしているネオナチが相当数いるとも言っていました。リベラルのご都合主義には本当に辟易させられます。

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マリウポリとファルージャの何処が違うと言うのか?

アメリカ軍はイラク戦争においてクラスター爆弾、白リン弾、真空爆弾、劣化ウラン弾を使用し多くの婦女子を殺害しているし、ロシア軍が今回マリウポリで行ったことよりも遥かに酷いことをファルージャで行っています。もちろん、Two wrongs make a right.とならないことは百も承知しています。ただ、自分達がイラクでやった悪逆非道の数々を棚に挙げて、ロシアを非難したところで何の説得力もないということだけは確かです。NATO軍がリビアで行ったことも、国連のお墨付きとは言っても、やったことは政府正規軍への攻撃で、結果的にテロリストを支援したことになり、リビアを血で血を洗う地獄の内戦に陥れた罪は消えません。2012年にリビアのベンガジでアメリカ大使がアメリカが支援したテロリスト集団に殺害されましたが、まさに因果応報としか言いようがありません。

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イエメンのサウジアラビア

暴力革命で民主的に選出されたヤヌコビッチ政権を崩壊させた親米革命政権は、国内の親露派を攻撃し始めるわけですが、ロシアに亡命したヤヌコビッチ氏はプーチン氏にウクライナの親露派保護を求めます。この時プーチン氏が行ったクリミア併合にはロシアなりの言い分があり、不凍港を失うことはロシアにとって致命的なので仕方がなかったと言えます。この時点では当然ロシアに正義があるわけなのですが、何故か西側からプーチン氏が悪にされてしまいます。もしこの西側の理論が正当化されるなら、イエメンのサウジアラビアも悪ということになります。しかし、アメリカはサウジアラビアを支援しています。サウジアラビアとロシアの違いは、新米政権か反米政権の違いだけです。サウジが親米かどうかは意見が分かれるところで、ロシアが反米かどうかも意見が分かれます。サウジは911にも関与していると言われているので、親米かどうかはかなり微妙なところです。一方のロシアは、アメリカのアフガンとイラクに対する侵略戦争を黙認していたし、少なくともアメリカがウクライナで暴力革命を仕掛けるまでは反米ではなかったと思われます。そもそもロシアが反米になったのは、アメリカがシリアで内戦を、ウクライナで暴力革命を引き起こしたからであって100%アメリカに責任があります。トランプ氏はロシアと良好な関係を築きたかったのですが、オバマ・バイデン・クリントンとその仲間達によって米露同盟の夢は打ち砕かれてしまいます。

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ウクライナが被害者であることに変わりはない

ロシアの侵略戦争が非難されるのは当然です。多大な被害を受けているウクライナ国民のことを考えると胸が痛みますし、多くの若いロシア兵の死にも胸が痛みます。一刻も早く両国の間で停戦協定が締結されることを願わざるを得ません。NATOはこれ以上戦争を煽るのを止めて、ゼレンスキー大統領に譲歩をするように説得すべき時に来ています。ウクライナは領土の2割を失うかもしれませんが、戦争が長引けば核攻撃により何十万人という死者が出る可能性があることも考慮に入れる必要があります。ロシアの核攻撃で栃狂ったNATO軍がロシア軍を攻撃すれば、あっという間に全面核戦争に発展してしまいます。今の状況はキューバ危機以来の危機であり、一歩間違えると本当に全面核戦争に陥る危険性があります。

参考サイト

As Mariupol residents flee, Russian forces hunt for Ukrainian fighters

War Crimes Report on Yemen Accuses Saudi Arabia and U.A.E.

Why Russia is trying to encircle Ukraine’s east

West, Russia mull nuclear steps in a ‘more dangerous’ world

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