中国が2020年までにエクサスケールのスパコン開発!

中国が2020年までにエクサスケールのスーパーコンピュータを実用化するようです。日本の2020年稼働予定のポスト京もエクサスケールを目指しているので、中日スパコン開発競争の様相を呈してきています。中国は神威の約10倍の性能向上ですが、日本の場合は、京の100倍なのでかなりきついかもしれません。

中国は2020年を待たずにエクサスケールのスパコンを完成させてしまうかもしれません。この4年間で日本と中国の技術格差がさらに広がってしまう可能性があります。技術立国からの凋落っぷりが激し過ぎる日本ですが、何とか頑張ってほしいものです。

エクサスケール(100京FLOPS)

China starts developing new-era exascale supercomputer

Scientists have started to develop a sample machine that will play a part in the development of a new era supercomputer capable of a billion-billion calculations per second, researchers said Tuesday.

「科学者は、1秒間に10億×10億の計算が可能な新時代のスーパーコンピューターの開発において一翼を担うだろうサンプルマシンの開発を始めました。」

The aim is to make the computer, which will be capable of a quintillion calculations per second, by 2020.

「目標は2020年までに、1秒間に100京回の計算が可能なコンピューターを作る事です。」

quintillionは10の18乗なので、1エクサ、あるいは、1000ペタ、または、100京という事になります。1エクサFLOPSの計算速度を持つスパコンとか考えられません。

ちなみに、Nvidiaの最新グラボは12TFLOPSなので、このグラボ1000個で京の処理能力を越える計算になります。12TFLOPSと言えば、2003年11月の段階で世界第2位のスパコンであったHP(Hewlett-Packard)が開発したASCI Q(13.88TFLOPS)と同等の性能です。その当時ダントツでトップだったのが、日本企業のNECが開発した地球シミュレータで、35.86TFLOPSの怪物スパコンでした(November 2003)。

日本のポスト「京」

京の後継機であるポスト『京』もエクサスケールを目指しています。「エクサスケール・スーパーコンピュータ開発プロジェクト」の概要 ← このサイトが参考になります。

米中日のどの国が先にエクサスケールスパコンを開発するかは非常に興味深く、現時点では、圧倒的に中国有利である事は言うまでもありませんが、日米の猛追も期待できるので、勝負は最後まで分からないとも言えます。

エクサスケールスパコンもそうですが、どの国が大規模量子コンピュータをいち早く実用化させるのか、こちらの方がむしろ各国の関心が高いのかもしれません。量子コンピューターに関しては、今のところはアメリカ(グーグル)の独壇場なのでしょうが、こちらの競争からも目が離せません。