性格の悪さはどこから来るのか?
A University of Exeter scientist has helped develop an innovative mathematical model for exploring why some individuals evolve to be genetically programmed to be nice, while others stay nasty.
「エクセター大学の科学者は、なぜ、世の中には性格の良い人間と悪い人間が存在するのかを探求するための革新的な数理モデルを構築に助力しました。」
数理モデルを使って、何故、性格の悪い人間がこの世に存在するのかを調べることができるようになったみたいです。
The theory of kin selection has for some time allowed biologists to explain why some animals and other organisms adopt altruistic behaviour, at their own expense, for the benefit of their relatives- worker bees laying down their lives to promote the welfare of their mother, the Queen, for example. But up until now scientists have not been able to explain the role of genetic polymorphism, or why some individuals appear to be genetically programmed to help others whilst living side-by-side with others who tend to exploit their generosity.
「血縁淘汰説(血縁選択説)がここしばらく生物学者に、何故一部の動物が血縁の利益のために、自己犠牲の利他的行動を選択するのかを説明することを可能にしています。例えば、働き蜂が女王蜂の快適な生活のために身を挺して働くとか。しかし、今の今まで科学者は、遺伝的多型の役割、あるいは、何故一部の個体が、彼等を搾取することしか考えていない他の個体と隣合わせで暮らしながら、他の個体を助けるように遺伝的にプログラムされているように思われるのかを説明できていません。」
世の中には搾取する人間と搾取される人間の2タイプの人間しか存在しないと言われています。搾取することしか考えていない人間が性根の腐った人間で、搾取される人間は性格の良い人間です。貪欲な人間と無欲な人間とも言えますが、この両者の違いは遺伝的な要素が大きいようです。つまり、性格が極悪な親から生まれた子供は親の醜悪さを遺伝的に受け継ぐだけでなく、その極悪な親に育てられるわけですから、最低最悪な人間に育ってしまうというわけです。nature vs nurture (生まれか育ちか) ではなく、nature and nurture (生まれも育ちもどうしょうもない)なわけです。要するに親になってはいけない人間が親になるのが悪の根源と言えてしまうわけです。
Using colony-living microbes as inspiration to explore why some individuals are by nature generous and others less so, the researchers produced an innovative model of social evolution that allows them to understand how far this is likely to be influenced by conditioning or the surrounding environment.
生まれつき性格の良い人でも周囲の環境で性格の悪い人間に変質してしまう可能性もありますし、その逆に、生まれつき性格の悪い人間も条件付けや周囲の環境次第で性格の良い人間に生まれ変わることが可能なのも確かです。環境は大事だし、条件次第で性格が良くなったり悪くなったりすることも考えられます。性格の良い人間になるために必要な事は前回書いたので置いておくとして、性格の悪い人間を放置し続ける社会にも問題があります。結局悪が栄えるの善人が悪人を放置するからで、性格の悪い人間が蔓延るのも同じことで、性格の悪さを受け入れてしまっている社会の責任でもあります。