カタツムリ(snail)は、陸貝(land snail)の一種で、ナメクジの仲間らしいです。ナメクジが殻に閉じ篭ったのがカタツムリではないようです。ニートがナメクジで、引き篭もりがカタツムリだと言おうと思ったのですが、どうやら全く違う生き物みたいです。
日本ではマイマイとか、でんでん虫とか蝸牛とか、色々な呼び方をされていますが、マイマイカブリなどという気持ち悪い虫がいたり、でんでん虫虫かたつむり♪の唄があったりと、別称の方も馴染み深いです。以前は家の庭にも普通にいたのに、ここ数年かたつむりを見ていませんので、やはり数が激減しているような気がします。
カタツムリが絶滅の危機
Snails Are Going Extinct: Here’s Why That Matters
Ah, snails. They’re small. They’re slimy. They lack the charisma of a polar bear or a gorilla. And yet just like flora and fauna all over the world, they’re disappearing.
「あー、かたつむり、小さく、ヌルヌルで、白くまかゴリラのカリスマはありませんが、それにもかかわらず、世界中にいる動植物同様、かたつむりは姿を消しています。」
残念ながらかたつむりは年々数を減らしています。最近めっきり見かけなくなりました。世界的に見てみて、あちこちで絶滅の危機に瀕している種が存在しているようです。近い将来全てのかたつむりが、地球上から姿を消し去っているかもしれません。
All of which begs the question: why does the extinction of a snail matter?
Obviously the answer to that question depends on the exact species, but we can make generalizations. Many birds, fish and other species rely on snails as important parts of their diets. Most land snail species consume fungi and leaf litter, helping with decomposition, and many are carnivores, so they help keep other species in check.
「それら全てが問題を投げ掛けています。何故カタツムリの絶滅が問題なのですか?明らかにその質問への答えは、正確な種、次第なのですが、我々は一般化する事ができます。多くの鳥や魚や他の種は彼らの餌の重要な一部としてカタツムリに依存しています。ほとんどの陸貝の種は、キノコ類や散らばった落ち葉を食べていて、腐敗を促進し、多くは肉食なので、他の生物種の数を抑制するのに役立っています。」
カタツムリは他の動物の餌になったり、他の小動物を捕食して、その生物の増殖を抑えたり、菌糸類や落ち葉を食べて、環境を綺麗にするのに役立っているみたいです。どうやら、カタツムリは益虫っぽい感じがします。紫陽花と言えばカタツムリとも言えます。
カタツムリの多くの種が絶滅の危機に瀕しているようですが、何故?そんな事になってしまったかという疑問がのこります。環境破壊、地球の温暖化が一番の原因なのでしょうが、かたつむりの個体種の減少は、人類に対して警鐘を鳴らしている可能性があります。
巻貝が教えてくれる事
Beyond that, there’s actually a lot that we can learn from snails. “From the most practical standpoint, snails have a few pretty interesting characteristics that tell us we should probably pay attention,”
「そのほかにも、巻貝から学べる事が、実際たくさんあります。”最も実用的な視点から見れば、巻貝は、我々がたぶん注意を払うべき事を我々に教えてくれる、少数の非常に興味深い特徴を持っています。”」
Living snails can also serve as indicators when something is wrong with the environment, something we’re already seeing with ocean acidification. “If snails in the ocean that make their shells, their protection, exclusively from calcium carbonate are having trouble building them, then that means the ocean is in big trouble,”
「生存している巻貝は、また、海洋酸性化で我々が既に目撃している何か環境に異常がある場合は、表示器としても使えます。”炭酸カルシウムだけを使って、それらの保護物である貝殻を作っている海に棲む巻貝が、殻を作るのが困難になってきていて、その結果、海が大変なことになっているという事を意味しています。”」
海洋性の巻貝の殻がうまく作れなくなってきている事が、人間に、海の酸性化を教えてくれています。この事について、非常に詳細に書かれているサイトがあるので、参考にさせてもらう事にします。海から貝が消える? 海洋酸性化の危機
産業革命以前、人間活動の影響がまだなかった海では、カルシウムイオン、炭酸イオンが十分に存在し、サンゴや貝が自分の体を作るのに必要な炭酸カルシウムを簡単につくることができました。ところが、人間が二酸化炭素を大気中に排出し、海水に二酸化炭素が溶け込んでくると、それが酸として働いて、炭酸イオンを減らしてしまいます。これを「海の酸性化」といいます。海の酸性化が進むと、カルシウムイオンと結合できる炭酸イオンの濃度が減少し、生き物たちにとっては成長に必要な炭酸カルシウムを作りにくくなります。これが海の酸性化が生物に影響を及ぼすメカニズムです。
地球の温暖化が深刻さを増す中、人類は便利さと経済活動を優先させ、自分達の将来のことを全く考えること無しにやりたい放題やっています。子どもや孫がいる人間は、本来なら自分達の子孫の未来をもっと真剣に考えるべきなのですが、近視眼的な思考しかできないがために、20年先を見据えた社会作りが全くできていません。悲しいことです。
かたつむり絶滅が示すこと
全てのカタツムリが地上から姿を消すのはいつになるかは分かりません。ただ、今のような異常なペースで個体数が減少し続けていけば、それはそんなに遠い未来の事ではないのかもしれません。カタツムリという私たちとって、非常に身近な存在だった生き物が絶滅してしまうことは、人類の未来を暗示しているとも言えるかもしれません。
So why does snail extinction matter? Just like everything else, snails are an important piece of the puzzle that makes this planet function. They’re also a way to help us better understand how we got here—and maybe where we’re going.
「それで、巻貝(カタツムリ)の絶滅が何故問題なのか?その他全ての事と同様に、巻貝は、この惑星を機能させているパズルの重要な一片です。それらは、我々がどうやってここに辿り着いたのか、そして、恐らく我々がどこへ向かっているのかをよりよく理解するための助けとなる道でもあります。」
巻き貝が絶滅すれば、それは人類の飽くなき貪欲という罪のせいであり、巻き貝の絶滅から人類が何も学ぶことができなければ、人類も巻き貝と同じ運命をたどることは、残念ながらほぼ確実だと思われます。地球上の酸素の半分近くを作り出しているphytoplankton(植物性プランクトン)が、海洋酸性化が進み、海水中の二酸化炭素濃度が750ppm(現在は400ppm)を超えると減少し、酸性化が更に進み、海洋微生物が死滅すれば人類は終わりです。そうなる前に地球の温暖化問題を何とかしなければ、数百年後に人類は地球上から姿を消しています。