訪日外国人は日本の娯楽サービスに金を使わない

日本を訪れる外国人旅行客は、日本での出費のたった3%しか娯楽サービスに費用をかけないらしい。shoppingが圧倒的に多いのは当たり前として、宿泊費、飲食費、交通費と続くわけだが、娯楽サービスは交通費の僅か3分の1以下しか使われていない。これはある意味衝撃的な数字ではないでしょうか。日本には娯楽サービス施設がないのかよ!っていう感じですが、どうなんでしょうか。このサイトの情報によると、2015年(年度ではない)、訪日外国人数は1974万人で、消費額は3兆4771億円という途方も無い数字になっています。2003年が521万人という事を考えれば、物凄い伸び率になっています(ビザの簡素化がでかいらしいです)。娯楽サービスには1058億円しか使っていないようですが、これは外国人旅行客一人当たりたったの5359円という悲惨な結果になっています。せっかく日本に来て、娯楽サービスにこれだけしかお金を使わないのはちょっとおかしいような気もしますが、原因は色々あるように思われます。

スポンサーリンク

外国人旅行客とレジャー施設

外国客に日本の「娯楽サービス」は足りているのか?

「買い物」以外にわずかではあるが、構成比を上げているのが「娯楽サービス」だ。これは訪日後に外国客が参加するバスツアーや体験ツアー、テーマパークの入場料などを指し、「アクティビティ」消費ともいう。

バスツアーや体験ツアーは企業努力以外にはどうする事もできません。テーマパークはろくなのがないから仕方ないでしょうね。日本に観光でやって来るアジアの富裕層達は、テーマパークなら欧米へ行くでしょうし、日本に来る目的がそもそも、ショッピング、日本食を味わう、日本の文化を堪能するなので、外国人のニーズを満たす新たな複合的レジャー施設を建設するのが一番手っ取り早い気がします。例えば、軽井沢ならアウトレットやハルニレテラスは外国人観光客だらけですが、ショッピングと飲食施設はあっても、レジャー施設は何もありません。タリアセンはありますが、交通の便が悪すぎますし、つまらなさ過ぎるというのもあります。関東周辺のアウトレット周辺に何か外国人受けするレジャー施設を作るのも1つの手のような気もします。

レジャー施設以外の娯楽サービス

おもてなしという言葉が流行ったように、どうやってもてなすかが難しいんだと思います。もてなし方を知らないというのもあるのでしょうが、外国人旅行客にアンケートを取ったりして(外国人旅行者に対するアンケート調査結果について)、彼等がどんなサービスを求めているのかを知ることも必要になってくるでしょうし、個人でも簡単に外国人観光客相手のサービス業に参入できる法改正等も必要です。日本は何をするにも規制で雁字搦めになっていて、それが自由競争を阻害して、結果として経済が停滞しているとも言われているように、本気で国が観光立国を目指していくつもりなら、個人がもっと自由に簡単に訪日観光客相手の商売を始められるようにしなければならないはずです。それこそ本当の一億総活躍社会と言えるのではないでしょうか。ビザの簡素化で外国人観光客を増やした後は、新規ビジネス開始時の手続きの簡素化でしょう(手続きなしに自由に始められる業種を増やすべき)。

観光客にもっとお金を使ってもらう

今一人当たりの消費額が176000円なので、これを30万円に増やせば、政府が目指す訪日外国人数4000万人が達成された暁には、12兆円というとてつもなく巨大な一大国内産業が出来上がります。このサイトによると、多くの外国人観光客が、デパート、スーパー、コンビニ、空港の免税店、ドラッグストア等で買い物を済ませてしまっている傾向が目立つので、地方のアウトレットやショッピングモールに集客するためにも、レジャー施設の併設等が課題になってくるような気がします。先進国ならどこにでもあるようなありきたりの施設ではなく、日本オリジナルの日本文化を堪能できるような施設が求められています。国と企業によるある程度の投資は必要になりますが、本気で観光立国を目指しているなら当然の出費でしょうし、投資金の回収は十分に目処が立つのではないでしょうか。とにかく規制緩和と観光投資が今の日本には確実に求められています。

政府は、2030年の訪日外国人消費額15兆円を目指しているらしいので、そのための法整備と投資は当然、その目標達成の大前提になってきます。Easier said than done. (言うは易く行なうは難し)というやつで、官民一体とならなければ、ほぼ不可能な数字です。

スポンサーリンク

フォローする