クルクミン配合ジェルが火傷や湯傷に絶大な効果を発揮する!

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火傷や湯傷に対するトピカルクルクミンジェルの効能は何ですか?オープンアクセスジャーナルBioDiscovery誌に掲載された最近の研究論文の中で、デイヴィッド・ゲフィン医科大学院皮膚病学の臨床教授Dr. Madalene Hen(マデリーン・ヘン博士)は、火傷や湯傷のような皮膚の問題の治療に外用クルクミンジェルの使用が、他の症状用の経口クルクミン錠剤を服用するのに比べた場合、かなりの違いがあり、より効果的に作用するように見えると強調しています。

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外用クルクミンジェル

Topical curcumin gel effective in treating burns and scalds

”クルクミンジェルは、ジェル製剤が、クルクミンを皮膚に浸透させることで、ホスホリラーゼキナーゼ (phosphorylase kinase)を阻害して炎症を抑えることが可能なことから、肌に塗布された場合、はるかに効果的に作用するように見えます。”と、ヘン博士は説明しています。

In this report, use of curcumin after burns and scalds were found to reduce the severity of the injury, lessen pain and inflammation, and improve healing with less than expected scarring, or even no scarring, of the affected skin. Dr. Heng reports her experience using curcumin gel on such injuries using three examples of patients treated after burns and scalds, and provides a detailed explanation why topical curcumin may work on such injuries.

今回の報告の中で、火傷や湯傷後のクルクミン使用が、傷の重篤度を低減し、痛みと炎症を抑え、罹患皮膚の予想未満の傷跡、あるいは、瘢痕を残すことなく傷を回復させることを発見しています。ヘン博士は、火傷や湯傷後に治療された患者3例を使って、そういった損傷に対する自身のクルクミンジェル使用経験を報告し、何故、外用クルクミンがそういった怪我に効能を発揮することが可能なのかを詳細な説明を提供しています。

クルクミンは、一般的なスパイスのターメリックに含まれている成分です。ターメリックは多くの東洋の国々で何世紀にも渡って香辛料として利用されていて、特有のイエローゴールドカラー(黄金色)を持ったカレー等の馴染み深い料理を与えてくれています。その香辛料は、こういった国々で、昔から化粧品や医療目的でも利用されています。

ここ数年、クルクミンの薬理効果が、多種多様な疾患に対する、この天然生成物質の有効薬効を検証する出版物が千単位に達するほど、非常に広範な科学研究の対象になっています。

今回の研究は、軽度から中程度の火傷や湯傷の直後に塗布された外用クルクミンジェルが、症状緩和と罹患皮膚の回復改善に驚くべき程効果的に見えるという報告を公表しています。

”経口服用の場合、クルクミンはほとんど体内には吸収されないので、同じようにうまく作用しないかもしれません。”と、ヘン博士は言及しています。”とはいえ、我々のテストが、その物質が外用ジェルとして使われると、効果が抜群であることを証明しています。”

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ホスホリラーゼキナーゼ

The author of the study believes that the effectiveness of curcumin gel on the skin – or topical curcumin – is related to its potent anti-inflammatory activity. Based on studies that she has done both in the laboratory and in patients over 25 years, the key to curcumin’s effectiveness on burns and scalds is that it is a natural inhibitor of an enzyme called phosphorylase kinase.

本研究の著者は、肌用クルクミンジェル(外用クルクミン)の有効性が、その強力な抗炎症活性に関係していると考えています。彼女が、25年にわたって研究室と患者の両方で行ってきた研究に基づけば、火傷と湯傷に対するクルクミンの効力の元は、それが、ホスホリラーゼキナーゼと呼ばれる酵素の天然阻害剤であるということです。

人間においてこの酵素は、損傷治癒関与を含めた、多くの重要な機能を有しています。創傷治癒は、怪我後の組織の治癒を可能にする生命過程です。その過程は、赤み、腫れ、痛み、その後の回復、火傷や湯傷の場合は大抵傷跡を伴う、一連の急性・慢性の炎症イベントを経験します。その一連のイベントは、損傷治癒に関わる200以上の遺伝子を活性化させる、怪我の約5分後のホスホリラーゼキナーゼの放出によって始まります。

ヘン博士は、火傷、湯傷、他の皮膚症状に、そういった肌状態に通常推奨されている標準的な治療法に加えて、補完的な治療法として、クルクミンジェルを使用しています。

最近の研究でクルクミンには何の効能もないという衝撃的な結果が発表されてはいますが、塗布剤として使われた場合は、話が別みたいです。火傷の痣が残らないなら、これはかなりの朗報だと言えます。痛みの緩和もできるようなので、一家に1個のクルクミンジェルは当たり前の時代が来るかもしれません。クルクミンジェルは常備薬になるべきではないでしょうか。

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