更年期障害の典型症状のホットフラッシュが心臓病の兆候!?

更年期障害の最も一般的な症状の1つであるホットフラッシュは、以前から、女性の全般的な生活の質を著しく貶めていますが、新しい研究が、特に、若い中年女性(40~53歳)にとって、頻繁に起こる一過性熱感が、心臓病を引き起こす血管機能不全が生じている事を知らせている可能性があることを明らかにしています。本研究結果は、North American Menopause Society (北米更年期学会、NAMS)の機関誌Menopauseにオンライン掲載されています。

Hot flashes could signal increased risk of heart disease

The study involving 272 nonsmoking women aged 40 to 60 years is the first to test the relationship between physiologically assessed hot flashes and endothelial cell (the inner lining of the blood vessels) function. The effect of hot flashes on the ability of blood vessels to dilate was documented only in the younger tertile of women in the sample. There was no association observed in the older women (age 54-60 years), indicating that early occurring hot flashes may be those most relevant to heart disease risk. The associations were independent of other heart disease risk factors.

40~60歳の272人の非喫煙女性が参加している今回の研究は、生理学的に評価されたホットフラッシュと内皮細胞(血管の内壁)機能の関係を、初めてテストしています。ホットフラッシュが血管拡張能に与える影響は、サンプル中のより若い女性達の三分位に限ってのみ文書化されています。より高齢な女性(54~60歳)においては、関連性が観測されていない事から、早期に起こるホットフラッシュが、心臓病リスクに最も重要な存在である可能性があります。その関連性は、他の心臓病のリスクファクター(危険因子)とは完全に無関係です。

Cardiovascular disease is the leading cause of death in women. The results from the study, “Physiologically assessed hot flashes and endothelial function among midlife women,” may offer valuable information for healthcare providers working to assess the risk of heart disease in their menopausal patients. Hot flashes are reported by 70% of women, with approximately one-third of them describing them as frequent or severe. Newer data indicate that hot flashes often start earlier than previously thought–possibly during the late reproductive years–and persist for a decade or more.

心血管疾患は、女性における最も危険な病気です。”中年女性のホットフラッシュと内皮機能を生理学的に評価する”というタイトルの研究結果が、更年期障害患者の心臓病リスクを評価を試みる医師達に対して、かなり貴重な情報を提供する可能性があります。体のほてりは、70%の女性達が報告していて、彼女達の約3分の1は、それらを頻繁で重症と評しています。より新しいデータが、ホットフラッシュが、しばしば、過去に考えられていたよりも早期に始まり(生殖年齢の晩年)、10年かそれ以上しつこく続く可能性があることを示唆しています。

”一過性熱感は、ただうざいだけではありません。それらは、心臓血管、骨、脳の健康と関連しています。”と、NAMS事務局長のDr. JoAnn Pinkerton(ジョアン・ピンカートン博士)は言っています。”本研究の中で、生理学的に慎重に評価されたホットフラッシュが、更年期への移行期のかなり早い段階で起こる心血管変化と関連性があるように見えます。”

比較的若い年齢で起こる一過性熱感が、心臓病とリンクしている可能性があるようです。更年期障害が早く始まる人は、心臓病に注意した方がいいのかもしれません。