ビタミンB6とビタミンB12の過剰摂取は癌のリスクを高める

ビタミン業界から、エネルギーを増やし(疲労回復)、新陳代謝を向上すると、長きにわたり謳われてきた、ビタミンB6とビタミンB12サプリメントの長期的な高用量摂取が、サプリ非使用者に比べ、2~4倍も男性の肺がんリスクを高めることを、新しい研究が示唆しています。

ビタミンB6・B12過剰摂取の危険性

Study: Clear link between heavy vitamin B intake and lung cancer

Risk was further elevated in male smokers taking more than 20 mg of B6 or 55 micrograms of B12 a day for 10 years. Male smokers taking B6 at this dose were three times more likely to develop lung cancer. Male smokers taking B12 at such doses were approximately four times more likely to develop the disease compared to non-users.

10年間、1日20mgのビタミンB6か、55μgのビタミンB12を摂取している喫煙男性に対するリスクがさらに評価されました。この用量のビタミンB6を服用している男性喫煙者は、3倍肺がんを発症する可能性が高く、ビタミンB12を上記の用量服用する喫煙男性は、ビタミンB12非服用者達に比べ、約4倍肺がん発症する可能性が高いことが見い出されました。

This is the first prospective, observational study to look at the effects of long-term high-dose B6/B12 supplement use and lung cancer risk. These supplements have been broadly thought to reduce cancer risk.

今回の研究が、長期的な高用量ビタミンB6/B12サプリ使用の影響と、肺がんのリスクを考察するための、最初の前向き・観察研究になっています。この種のサプリは、がんのリスクを減らすと広く考えられていました。

“These are doses that can only be obtained from taking high-dose B vitamin supplements, and these supplements are many times the U.S. Recommended Dietary Allowance,” he said.

”これらは、高用量ビタミンBサプリ摂取からのみ獲得可能な用量で、この種のサプリは、アメリカ食品医薬品局の推奨量の数倍に達します。”

基本的に、マルチビタミンの推奨量の日常摂取では、今回の研究で指摘されている高用量摂取は不可能らしく、高用量のビタミンBに特化したサプリの日常服用が危険みたいです。

今回の発見が、更年期以降の女性にも当てはまるかどうかを調査するための研究が、現在行われているようです。ビタミンB6・B12の長期的日常的な過剰摂取が、男性、特に、喫煙者の肺がんリスクを高めるという研究結果は、サプリの過剰摂取の危険性に警鐘を鳴らしてくれています。過ぎたるは及ばざるが如しと言われるように、何でも適量がベストみたいです。