クリスマスの日にクリスマスプレゼントの意味を真剣に考えてみる

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

も~ういーくつ寝るとクリスマース♪、クリスマスには木飾って聖歌を歌って遊びましょ早く来い来いクリスマスといった歌があるように、もうすぐ楽しいクリスマスです。幼稚園~高校に至る学生(学童)時代は、クリスマスが待ち遠しくて仕方ありませんでした。それは、冬休みが始まる日でもあったし、何よりクリスマスプレゼントが一番の楽しみでした。学校の行事にもクリスマスを祝うようなものがあり、クリスマスツリーを飾ったり、きよしこの夜やジングルベルの歌を歌ったり、プレゼント交換したりと、楽しかった記憶が残っています。

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クリスマスとは何なのか?

クリスチャンがほとんどいない日本において、クリスマスとは何なのか?と問われても、その答えは年代によって大きく違うはずです。子供のならプレゼントを貰える日、若い世代なら恋人同士で過ごす日、高齢世代なら毛唐の祭りみたいに答えるのではないでしょうか。クリスマスは本来キリストの誕生を祝う日ですが、クリスチャンではない人間にとっては、何かを祝うという意味合いはなく、バレンタインデーのような商業的な意味しか持っていません。

ChristmasはEasterに並ぶ、キリスト教の超重要イベントですが、Xmasの方が商業的にはインパクトが大きく、特に、サンタクロースが、世界中の行儀の良い子どもたちに、クリスマスプレゼントを配って回るという、お馴染みの寓話が、親がサンタに代わって子供にプレゼントを贈る習慣を作り出し、それが、クリスマスを絶好のビジネスチャンスにしています。キリスト教国でも何でもない、仏教国の我が国でさえも、クリスマスには、恋人や家族にプレゼントを贈るという習慣がいつの間にか根付いていて、見事にAmericanizeされています。

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クリスマスプレゼント

クリスマスプレゼントで一番有名な話が、オー・ヘンリーのThe Gift of the Magi(マギの贈り物)だと思われますが、この話は、貧しい夫婦が、愛する配偶者にクリスマスプレゼントを贈るために、お互いに最も大切な物を売ってしまうというもので、しかし、重要なのは、二人のその気持であるということで、つまり、It is the thought that counts.というやつです。

前述の物語は、多くのテレビドラマで似たような話が作られていますが、特に秀逸なのは、日本でもお馴染みの、Little House on the Prairie(大草原の小さな家)の、1974年に制作されたクリスマススペシャル(Christmas at Plum Creek)で、家族愛の大切さを教えられます。

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世界で最初のクリスマスプレゼント

Hallmark Hall of Fame movieの1995年の作品、The Christmas Boxの中で、主人公が使用人をしている家の女主人に、”What is the first gift of Christmas?”と聞かれ、ネクタイ?と答えるのですが、ほとんどの人は、世界最初のクリスマスプレゼントが何なのか、真剣に考えることはないと思います。最後に、この主人公が、女主人のこの質問が、自分の人生にどれほど重要な意味を持っていたのかを知り、家族のためと称しながら、家族を蔑ろにして、金儲けばかりを考えている自分の愚かさを悔い改めるくだりは、かなり深く考えさせられます。

クリスマスの最初のプレゼントは、勿論、イエス・キリストです。

For God so loved the world, that he gave his only begotten Son. (John 3:16)

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。(ヨハネ 3:16)

この物語で女主人のメアリーは、主人公のリチャードに、世の中で一番大事なのは子供だということを、この最初のクリスマスギフトの質問を通して教えようとしたわけです。家族を幸せにするために身を粉にして働いても、子供との貴重な時間を犠牲にしたら、何にもならないということで、先の大草原の小さな家の話にもつながりますが、子は親を思い、親は子を思う気持ちが一番大切で、つまり、世の中には金や物より大切なものがあるということです。

絶望的な超少子化に喘ぐ今の日本に住む日本人は、家族にとっても、国にとっても、子供が一番大切であることを、クリスマスの日に一考するのもいいかもしれません。

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