2008年末〜2018年末(自民→民主党→自民)の10年間と、安倍政権下(2012年末〜2018年末)の6年間の国籍別在留外国人数推移をプロットしてみます。リーマンショックや東日本大震災並のアベノ大不況に陥っている現在の日本にあって、安倍政権の唯一の成果が在留外国人数を増加させたことであると言えるくらいのかなり衝撃的なグラフになっています。
データの下準備¶
import tabula
df = tabula.read_pdf("http://www.moj.go.jp/content/001289225.pdf",
output_format='dataframe',
pages = '1',
encoding='utf-8',
java_options=None,
pandas_options=None,
multiple_tables=False)
df1=df[5:18]
df1
df1 = df1.set_index(['Unnamed: 1'])
df1.index=['総数','中国','韓国・朝鮮','韓国','ベトナム','フィリピン','ブラジル','ネパール','台湾','米国',\
'インドネシア','タイ','その他']
for i, col in enumerate(df1.columns):
df1.iloc[:, i] = df1.iloc[:, i].str.replace(',', '')
df1=df1.drop(['Unnamed: 0','Unnamed: 2'], axis=1)
韓国・朝鮮、韓国、台湾の’-‘をゼロに置き換えます。
df1=df1.replace('-', 0)
import pandas as pd
df1 = df1.apply(pd.to_numeric, errors="coerce").astype(int)
2008年末〜2018年末の在留外国人数推移¶
from matplotlib.pyplot import *
from matplotlib.font_manager import FontProperties
from matplotlib import rcParams
style.use('fivethirtyeight')
fp = FontProperties(fname='/usr/share/fonts/opentype/ipaexfont-gothic/ipaexg.ttf', size=54)
rcParams['font.family'] = fp.get_name()
rcParams["font.size"] = "25"
fig, ax = subplots(figsize=(20,15))
rc('xtick', labelsize=35)
rc('ytick', labelsize=35)
df1.iloc[0:1:,0:11].T.plot(ax=ax,kind='barh',legend=False)
xticks(np.arange(0,2.9e6,1e6/4),
['{}万'.format(int(x/1e4)) if x > 0 else 0 for x in np.arange(0,2.9e6,1e6/4)])
#ax.legend(loc='best', fancybox=True, framealpha=0.5, fontsize=40)
for i in ax.patches:
ax.text(i.get_width()+1.5e4,i.get_y()+.45,\
'{:,}人'.format(int(round((i.get_width()), 2))), fontsize=35, color='k')
ax.invert_yaxis();
民主党政権誕生年の2009年〜安倍政権誕生年の2012年末までの3年間で、在留外国人数は11万人以上減っているのに対し、安倍政権の6年間で70万人近く増えているのは衝撃的な数字と言えます。巷では、安倍政権は亡国・売国政権のように揶揄されていますが、民主政権よりはましという声も根強く、今後も自民党政権が続くだろうことが予想されています。
df2=df1.drop(['韓国','韓国・朝鮮','台湾'])
fig, ax = subplots(figsize=(22,14))
rc('xtick', labelsize=25)
rc('ytick', labelsize=25)
df2.iloc[1:13:,0:11].T.plot(ax=ax)
ax.lines[1].set_linestyle('--')
ax.lines[2].set_linestyle('-.')
ax.lines[3].set_dashes((2,2))
ax.lines[6].set_linestyle('-.')
xticks(range(0,len(df2.columns[0:11]),1),df2.columns[0:11],rotation=45);
yticks(np.arange(0,8.1e5,1e5/2),
['{}万'.format(int(x/1e4)) if x > 0 else 0 for x in np.arange(0,8.1e5,1e5/2)])
ax,legend(bbox_to_anchor=(0,1.02,1,0.2),loc="lower left",mode="None",\
borderaxespad=0,ncol=5,prop={'size': 26});
安倍政権誕生後、ベトナムが驚異的な伸びを見せています。落ち目のブラジルを抜き去り、順調に数を伸ばしているフィリピンも華麗に追い抜いています。今年末にはその他も追い抜いているかもしれません。近所にベトナム料理店が一昨年当たりにできたのですが、今年潰れてしまったようでとても残念な思いをしています。ベトナム料理と言えば、一昔前に晴海トリトンスクエアにあった、一度行ってお気になったベトナム料理店が、何度か行った後であっさり潰れてしまった時はかなりショックだった記憶が未だに残っています。
安倍政権下での在留外国人推移¶
df3=df1.drop(['韓国・朝鮮'])
fig, ax = subplots(figsize=(22,14))
rc('xtick', labelsize=20)
rc('ytick', labelsize=25)
df3.iloc[1:13:,4:11].T.plot(ax=ax,lw=4)
ax.lines[1].set_linestyle('--')
ax.lines[2].set_linestyle('-.')
ax.lines[3].set_dashes((2,2))
ax.lines[4].set_dashes((3,2))
ax.lines[6].set_linestyle('-.')
xticks(range(0,len(df3.columns[4:11]),1),df2.columns[4:11],rotation=45);
yticks(np.arange(0,8.1e5,1e5/2),
['{}万'.format(int(x/1e4)) if x > 0 else 0 for x in np.arange(0,8.1e5,1e5/2)])
ax,legend(bbox_to_anchor=(0,1.02,1,0.2),loc="lower left",mode="None",\
borderaxespad=0,ncol=6,prop={'size': 26});
韓国が減っているのがかなり気になります。このままだとベトナムとその他に抜かれてしまいそうです。長期に渡って落ち目だったブラジルもここ数年増えているようです。ネパールとフィリピンも順調な伸びを示しています。安倍政権誕生以降、在留外国人数が順調に伸びているのは評価しますが、日本は、国際的には先進国と思われている以上は他の先進国(G7メンバー)のように、もっと移民・難民を積極的に受け入れる義務があると、国連や他のG7メンバー達から猛烈に批判されているので、今後は外国人労働者だけではなく、移民・難民も積極的に受け入れることが我が国日本に要求されています。
Python:在留資格別外国人数を国籍別に棒グラフ化する
Python:在留外国人の詳細を円グラフで表示する
Python:国籍別に在留外国人数の多い市町村を抽出する
Python:在留外国人比率の高い市町村を条件別に抽出する
Python:1950年〜2017年の年齢別自殺数推移を棒グラフ化する
Python:年齢別交通事故死亡数を死亡割合に変換する
Python:日本人の年齢別死亡者数の推移をプロットして考察する
Python:結婚適齢期女性が最も余っている都市を探し出す
Python:日本人の年代別・性別死亡数を視覚化して考察する
1908年〜2017年の平均婚姻年齢(初婚・全婚姻)をグラフ化