家族が認知症を発症した際の対処の仕方の備忘録 – 父が行方不明編

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このブログでも過去に認知症のことを書いているが、遂に、自分の父親も認知症を発症してしまったようで、今後、似たような境遇に遭うだろう人のために、親が認知症を発症した際の対処法の備忘録をつけることにした。

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父が突然行方不明に!

事件は父が母を朝8時半に近所のクリニックに送った後に起こった。銀行でお金を引き落としてから帰ると言って父は母と別れた。10時半頃、母がクリニックから歩いて帰宅すると、父が帰っていないことに驚き、どこへ行ってしまったのかと途方に暮れていた。母が父とクリニックで別れてから6時間が過ぎた午後2時半頃に、母の知り合いにその旨を伝えると、警察に相談した方がいいのではないかと言われ、4時半まで待って何の連絡もない場合は警察に連絡することにした。4時半になっても帰って来ず、何の連絡も無かったということで、満を持して母が110番した。110番オペレーターに事情を説明すると、地元の警察官が詳しい事情を聞きに訪ねて来た。その際に父の写真の提出も求められたので、何年か前の家族旅行時の写真を提出し、警察官がその写真を写真撮影して戻って行った、自分はと言うと、電話で父の行方不明時の状況、父の近況、家族構成(家族全員の職業や勤務先等)などを詳細に聞かれていた、最終的に、母が捜索願いを出して父の発見を待つことになったが、全く何も引っかからないということで、何か事件に巻き込まれた可能性もあると言われ家族の間に緊張が走った。

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母が始末書を書かされる・・・

18時18分頃、義兄から「今しがた、突然お義父さんが訪ねて来て驚いた。」という電話があり、110番してその旨を警察に知らせると、警察が義兄の所へ電話を入れて確認し、父の所在の確認が取れた後で、2人の警察官が、母に始末書を書かせに訪ねて来た。一人の警察官は母に始末書の書き方を指導し、その間、もう一人の警察官が父の部屋を見たいと二階に上がって行った。部屋の状況や、行方不明になった経緯から、認知症の疑いが強いと言い、すぐに病院で診察を受けるように言われ、さらに、翌日に市役所に相談するよう指示を受けた。警察からは、父親には絶対に車に乗せないように釘を刺された。翌日、母の非常に親切な知人の運転で、自宅から100km以上離れた義兄の家へ母が父を迎えに行った。自分は警察官に言われた通り市役所に電話をすると、翌日に相談員が家に来てくれることになった。

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市役所から相談員が訪ねて来た

正確には、市役所から委託を受けた、地域包括支援センターの相談員が訪ねて来てくれた。相談員から、いつ頃から父に変化が見られるようになったのかと聞かれたので、今年になってから父が道に迷うことがやたらと多くなり、家族が病院に行くよう父を促していたが、本人は、免許更新時に受ける認知機能検査にパスしたことで、認知症検査にパスしたのに、何でわざわざ病院に行く必要があるのかと言い張り、家族も納得せざるを得なかったことを伝えた。今思うに、あの認知機能検査は百害あって一利なしだと言える。認知機能検査をパスした後に受ける実技講習で、父は、最寄りの教習所センターに3時間かけても辿り着けることが出来なかったのだ、さらに、再予約しようとした際、最寄りの教習所は予約で埋まっている状態なので、運転免許証センターに行くように言われたのだが、その免許証センターにも辿り着くことができず、もう諦めた方がいいと家族は何度も説得したが、聞く耳を持たない父は、3度目の正直で、何とか7時間かけて、普通なら2時間程度で行ける免許証センターに辿り着くことができた。認知機能検査はまじで改善した方がいい。あのテストは、認知症の初期症状の出ている高齢者に間違った自信を与えてしまい、認知症を悪化させる働きをしていると言っても過言ではない。相談員も、お墨付きを貰ったようなものなので、父がそう思ってしまっても仕方ないと言っていた程である。もっと厳格な認知機能検査に改善しないと、認知症ドライバーによる悲劇が後を絶たなくなるだろう。

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