IoTとAIはセット、セキュリティ問題等、課題は山積み

IoT(Internet of Things, モノのインターネット)が熱いですが、何でもインターネットに繋げればいいというものではありません。かつて、冷蔵庫や電子レンジをインターネットに繋げただけのスマート家電などというしょうもない製品が発売されましたが、そんなもんが売れるわけもなく、スマートなんちゃらというのは、あくまでもAI(人工知能)とセットでないと成立しない代物という事に、メーカー側はそろそろ気付く必要があります。

例えば、電子レンジならマシーンラーニングで、使用家族の電子レンジの使い方の癖を学び、ある時点から、食品を入れたら後は勝手に操作してくれて、調理が終わったら、スマホに知らせるとか、そういう機能がないとスマート家電などとはとても呼べません。

家電同士でコミュニケーションを取り合って、月の電気代のトータルが使用者の設定した月の限度額をオーバーしないようにするとか、例えば冷蔵庫も強弱を勝手に切り替えるとか、冷暖房も温度調節、あるいは、除湿モードにしたり、暖房温度を控えたり、そういう機能があるとかなり便利かもしれません。

まぁ、IoTの可能性はAIの進化で相当広がるのですが、基本的な考え方は、あくまでも、Machine Learning(機械学習)、または、Deep Learning(深層学習)との融合であって、その他に、自己診断機能で不具合が発見された場合、メーカに直接不具合を伝えて、メーカーが修理に来るとか、遠隔操作でファームを書き換えるとか、使用者に対処の仕方を知らせるとか、そういう心配りも大切になってきます。

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IoTとサイバーセキュリティ

Businesses are rushing into IoT like lemmings

Any localized IoT deployment can have broader implications because of things like data security, which was the top technical challenge of 56 percent of survey respondents.

「どんな局所的なIoTデプロイであっても、調査回答者の56%のトップの技術的障害である、データセキュリティのせいで、広い範囲に及ぶ関わりあいを持つ可能性があります。」

IoTで1番の難問というか、難関というか、避けては通れない問題は、セキュリティ問題で、例えば、ウェブカムで外出先から子どもやペットや家の様子を監視するためのシステムが、ハッキングされたり、踏み台として使われたり、セキュリティがかなり杜撰なようで(Warning issued over baby monitor, webcam, IoT security… again!)、ネットに繋ぐ以上はこの問題からは逃れられません。安易に何でもネットに繋ぐ危険性を考える必要があるのです。

AIの自己免疫機能

AIの究極形態は、絶対にシステムへの不法侵入を許さない自己防衛機能の装備で、人間の免疫機能のような仕組みが必要になってきます。スマートホームの場合、システムを乗っ取られたら、と考えただけでゾッとします。自動運転車にしても全く同じで、セキュリティ問題は完全に解消されなければ、見切り発車は絶対に許されないはずです(Cybersecurity Is Biggest Risk of Autonomous Cars, Survey Finds)。気が付いたら、全く知らない場所まで勝手に誘導されていたなんて、本当に洒落になりません。

そういった意味からも、AIの自己免疫システム構築は至上命題でもあり、これをクリアできない限り、実用化など程遠いという事にもなります。自動運転車にしても、スマートホームにしても、スマート家電にしても、居住者や使用者以外の、他者による遠隔操作は絶対に許されないし、何か重大な事が起これば、全ての努力を水泡に帰しかねない、そういう危険な賭けのような事は、絶対に避けなくてはなりません。

サイバーセキュリティ対策

ARM, Symantec look to build digital trust with new IoT security standard

News: Cyber security experts say connected devices need e-commerce standard security.

A new protocol developed by ARM, Symantec, Intercede and others will aim to address the security challenges of connected devices.

「ニュース:サイバーセキュリティの専門家達は、ネットに繋がったデバイスは、電子商取引標準のセキュリティが必要だと言っています。ARM、Symantec、Intercedeと他の企業によって開発された新しいプロトコルは、ネットに繋がったデバイスのセキュリティチャレンジに対応することを目標としています。」

どんなデバイスであっても、ネットに繋がった瞬間にサイバー攻撃の脅威にさらされるわけで、そういった意味では、IoTのセキュリティは、クレジットカードを使ったネットでの買い物並に、強固で堅牢なものでなければなりません。ネット上で安心して買い物できる感覚同様に、安心してデバイスを使えるようになる必要があります。

“The Internet of Things and smart mobile technologies are moving into a range of diverse applications and it is important to create an open protocol to ease and accelerate adoption of hardware-backed security that is designed to protect on board encryption-keys.”

「モノのインターネットとスマートモバイル技術は、一連の多岐に渡るアプリへ進出していて、オンボード(基盤に組み込まれている)暗号鍵を保護するためにデザインされているハードウェア単位でのセキュリティの導入を簡単にして早めるために、オープンプロトコルを開発することは重要です。」

CPU単位、あるいはハードウェア単位でのセキュリティ保護とかが今後の主流になっていくみたいな感じですね。ソフトウェアだけでは安全性は担保できない事は明らかで、ハードとソフトの両面からサイバーセキュリティを構築していく必要があります。

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