アメリカで水道水のPFASs汚染が深刻、日本は大丈夫?

ミシガン州フリントで水道水に基準値をはるかに上回る大量の鉛が含有されていて大きな問題になりましたが、アメリカの33州に居住する600万人ものアメリカ人の水道水が、深刻なPFASs(polyfluoroalkyl and perfluoroalkyl substances、ポリフルオロアルキル、ペルフルオロアルキル化合物)汚染にさらされているというニュースがありました。実際はこれより数倍のアメリカ人が汚染にさらされている可能性さえあるみたいです。

PFASs汚染

Unsafe levels of toxic chemicals found in drinking water of 33 states

Levels of a widely used class of industrial chemicals linked with cancer and other health problems — polyfluoroalkyl and perfluoroalkyl substances (PFASs) — exceed federally recommended safety levels in public drinking-water supplies for 6 million people in the United States, according to a new study led by researchers from the Harvard T.H. Chan School of Public Health and the Harvard John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences (SEAS).

「がんや他の健康問題とリンクされている一般的な工業用化学薬品類、ポリフルオロアルキルとペルフルオロアルキル化合物(PFASs)の水準が、アメリカ国内の600万人に供給されている水道水における政府推奨の安全基準を上回っていました。」

ポリフルオロアルキルとペルフルオロアルキル化合物(PFASs)は、工業用に広く使われている発がん性が疑われている有毒物質で、アメリカでは汚染が国内全域に広がっているようです。日本の汚染度も気になるところですが、原発がメルトダウンを起こして、放射性物質が首都圏に降り注いで、ホットスポットがあちこちに点在していても無問題な国なので、水道水の化学物質汚染程度はどうでもいいのかもしれません。日本人の半数が最終的にがんを患うという衝撃の事実を鑑みれば、何かやばい裏事情があるんだろうと考えておいた方がいいのかもしれません。発がん性物質で汚染されまくっているのか、単なる超高齢化の弊害なのか、何れにしても、用心するに越したことはないでしょう。

自業自得

“For many years, chemicals with unknown toxicities, such as PFASs, were allowed to be used and released to the environment, and we now have to face the severe consequences,”

「長い期間にわたり、PFASs等の未知数の毒性を持った化学薬品は使用が許され、環境に放出され、そして、我々は今、深刻な結果に直面しなければなりません。」

危険性は指摘されていても、その警告をガン無視して、経済性、利便性を再優先して、後は野となれ山となれというのが今の資本主義のやり方なので、どうしょうもありません。地球の温暖化にしても、どうでもいいという人間がほとんどだし、自分だけ楽ができて楽しければ、後はどうでもいいという、身勝手な人間達が環境を破壊し続けています。それを許している人類全てが、今後環境破壊が原因で酷い目に遭ったとしても、それは自業自得でしかありません。自分だけは関係ないと思っていても、それを悔いる日が来るかもしれないのです。

PFASsの危険性

PFASs have been used over the past 60 years in industrial and commercial products ranging from food wrappers to clothing to pots and pans. They have been linked with cancer, hormone disruption, high cholesterol, and obesity. Although several major manufacturers have discontinued the use of some PFASs, the chemicals continue to persist in people and wildlife. Drinking water is one of the main routes through which people can be exposed.

「PFASは、過去60年間にわたって、食品包装材から衣料、炊事用具まで幅広い、産業や市販製品に使われています。それらは、癌、ホルモン阻害、高コレステロール、肥満とリンクされています。幾つかのメジャーな製造業者は、一部のPFASsの使用を止めましたが、その化学物質は、人々と野生生物中に存在し続けています。飲料水が、人々が体内に取り込む可能性がある主要ルートの1つです。」

PFASsを含んだ産業廃棄物や産業廃液などが地下水に侵入したりして、それを飲料水として飲んでしまうことで、人体に取り込まれてしまうようです。今回の調査で検出されたPFASsは、perfluorooctanesulfonic acid(PFOS、ペルフルオロオクタンスルホン酸)とperfluorooctanoic acid(PFOA、ペルフルオロオクタン酸)の2種類だったようです。子供に対して強力な免疫毒性が認められているらしいので、EPAによる暫定指針よりも、遥かに厳しい飲料水の安全基準を設定する必要があると指摘されています。

日本でも環境ホルモンが一時期大々的に報道されましたが、環境汚染については、日本も相当深刻な問題を抱えているので、飲料水汚染は自己責任で対処しなければならないのかもしれません。高性能な浄水器を設置するのが1つの対策だし、巨大地震対策の一環として、常にミネラルウォーターを大量購入して、消費期限が近い順に飲んでいくのも手かもしれません。

首都圏に住んでいる人間にとっては、綺麗で美味しい水道水が飲める地域に住んでいる人達が羨ましく思えてしまいます。都市部だとまず浄水器なしに水を飲むことは不可能だし、そもそも、まずくて飲めたもんじゃありません。