心臓の健康維持は心臓にヘルシーな食事を摂るのが一番!

研究者達は、Journal of the American College of Cardiology誌に掲載された新しいレビューの中で、心臓病を減少させるための一番良い食事パターンについてのあいまいな状態に切り込む意図で、数々の栄養学研究を分析しました。今回の総評は、今ある論拠が、多くの果物、野菜、全粒粉、豆類、適度なナッツを食べる事を強く後押ししていると結論付けています。多くの賛否両論はありますが、一部の心臓の健康に良い食品には、非常に限定された量の、赤肉や魚、低脂肪・無脂肪乳製品、液体植物油も含めてもいいかもしれません。

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野菜・果物は健康に良い

Researchers aim to debunk myths on antioxidant pills, juicing, other dietary fads

“There is a great amount of misinformation about nutrition fads, including antioxidant pills, juicing and gluten-free diets,” said Andrew Freeman, MD, director of cardiovascular prevention and wellness in the division of cardiology at National Jewish Health in Denver and the paper’s lead author. “However, there are a number of dietary patterns that have clearly been demonstrated to reduce the risk of many chronic diseases, including coronary heart disease.”

抗酸化サプリ、ジュース、グルテンフリーダイエット(麩質カット食)を含んだ、栄養流行に関して、非常に多くのデマ(偽情報)が氾濫していると、デンバーにある国立ユダヤ医療研究センター循環器科心血管予防・健康局長で、本論文の筆頭著者アンドリュー・フリーマン博士は言いました。とは言っても、冠動脈性心疾患を含む、多くの慢性疾患のリスクを減少させることが明確に証明されている、多くの食事パターンが存在してもいます。

本総説は、いくつかのこういった食習慣のほかに、食生活に関して患者との話し合いに役立つ情報を医師に提供するために、栄養素を取り巻く誇大広告や論争も同時に調査しています。

グリーンベジタブル(青野菜)、葉菜、全粒粉、マメ科植物、フルーツを重視する、主に植物由来食品が、最も良好な改善が心臓健康において見られるという総意が高まっています。

卵とコレステロール

Eggs and cholesterol. Although a government report issued in 2015 dropped specific recommendations about upper limits for cholesterol consumption, the review concludes, “it remains prudent to advise patients to significantly limit intake of dietary cholesterol in the form of eggs or any high cholesterol foods to as little as possible.”

2015年に公布された政府報告で、コレステロール摂取への上限に関する具体的な推奨が省かれてはいますが、本総説は、患者に対して、慎重を期して、タマゴや他の高コレステロール食品を極限まで摂取を控えるように推奨することが望まれると結論付けています。

植物油、ココナッツオイル、椰子油

Vegetable oils. Coconut oil and palm oil should be discouraged due to limited data supporting routine use. The most heart-healthy oil is olive oil, though perhaps in moderation as it is still higher calorie, research suggests.

ベジタブルオイル、ココナッツオイル、ヤシ油は、日常的な使用をサポートするデータが限定されているため、推奨されていません。最も心臓にヘルシーなオイルは、オリーブオイルですが、それでも高カロリーなので、摂取は恐らく控えた方がいいと研究が示唆しています。

ベリーと抗酸化サプリメント

Berries and antioxidant supplementation. Fruits and vegetables are the healthiest and most beneficial source of antioxidants to reduce heart disease risk. There is no compelling evidence adding high-dose antioxidant dietary supplements benefits heart health.

フルーツと野菜が最も健康的で、心臓病リスクを減少させるための、最も効果的な抗酸化物質ソースです。高用量抗酸化健康補助食品(ダイエットサプリ、抗酸化サプリメント)を加えることが、心臓の健康を向上させるという有力な証拠は存在しません。

木の実類(ナッツ)

Nuts. Nuts can be part of a heart-healthy diet. But beware of consuming too many, because nuts are high in calories.

ナッツは、心臓にヘルシーなダイエットの一部になり得ますが、そうは言っても、あまり多く摂取し過ぎるのは、ナッツが高カロリーなので、気を付ける必要があります。

フルーツジュース・野菜ジュース

Juicing. While the fruits and vegetables contained in juices are heart-healthy, the process of juicing concentrates calories, which makes it is much easier to ingest too many. Eating whole fruits and vegetables is preferred, with juicing primarily reserved for situations when daily intake of vegetables and fruits is inadequate. If you do juice, avoid adding extra sugar by putting in honey, to minimize calories.

果物と野菜を含んだジュースは心臓に良い一方で、ジュース製造過程で、カロリーが濃縮されてしまい、それを飲み過ぎしやすくしています。ジュースにするのは、主に、野菜や果物の日常摂取が不十分である時の予備で、果物や野菜をそのまま食べることが望ましいです。ジュースにする場合、カロリーを減らすために蜂蜜を入れたり、余計な糖分の添加は控えましょう。

グルテンフリーダイエット

Gluten. People who have celiac disease or other gluten sensitivity must avoid gluten–wheat, barley and rye. For patients who don’t have any gluten sensitivities, many of the claims for health benefits of a gluten-free diet are unsubstantiated, the researchers conclude.

セリアック病や他のグルテン過敏症を患う人々は、小麦、大麦、ライ麦などに含まれるグルテンを避けなければなりません。何のグルテン過敏症を持たない患者達に対する、多くの麩質制限食の健康効果が謳われていますが、根も葉もないデマであると結論付けています。

健康食品の効果は判断が困難

栄養を扱った研究は、食品産業によって資金援助されていたり、影響を与えられていたりするケースが多々あるので、いくらかのバイアスが存在している可能性があるようです。

食物中の特定栄養素の効果を区別するのは非常に難しく、例えば、りんごは、蛋白質、ビタミン類、食物繊維を含む、多くの成分を含んでいて、相乗効果が見込めるみたいです。

健康食を食べる人は、健康志向が高いので、健康的な生活を心がける傾向が強く、そういった意味で、食事だけが健康に貢献しているとは言い難いようです。

“The founder of modern medicine, Hippocrates, said, ‘Let food be thy medicine,'” Freeman said. “But the vast majority of doctors have little nutrition training. If we can get doctors, and especially cardiologists, to understand the value of nutrition in medical practice, we can have a greater impact on reducing heart disease, and it is certainly cost-effective.”

近代医学の祖、ヒポクラテスは、”食物を汝の薬にしなさい”と言っていると、フリーマン博士は言いました。しかし、ほとんどの医者は、栄養学の教育はほとんど受けていません。もし我々が、医者、特に心臓内科医に、医療行為における栄養学の価値を理解させられれば、心臓病を減らすのに大きなインパクトを与える事ができ、確実に費用効果的でもあります。

最近も水素水を使った健康法がニュースになっていましたが(弾けた「水素水バブル」、日本トリムの言い分)、やたら誇大な健康効果を謳った食品や健康法は、何でも眉唾程度に考えておいた方が良いと言っている人が多いですが、しかし、サプリの重要性も指摘されていることも事実なので、この辺のところは判断が難しいです。要は、果物と野菜をいっぱい食べて、ナッツ類や、アボカド、オリーブオイル等のスーパーフードを控え目に食べて、毎日適度に運動して、1日最低6時間、できれば7時間半睡眠を目指し、不健康な行為は極力避け、クラシック音楽鑑賞や、趣味に時間を費やすことで、ストレスを解消することが、一番の健康の秘訣ということみたいです。野菜・果物不足はサプリで補い、他の健康法を試しても損はないように思えます。

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