スーパーフード、Beetroot(ビーツ、カエンサイ、テーブルビート)

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

Beetroot(ビーツ、火焔菜)は、赤かぶにに似ていますが、カブではなく(カブはアブラナ科アブラナ属)、ヒユ科アカザ亜科の野菜で、甜菜(砂糖大根)の仲間です。なので、当然非常に甘い野菜です。さらに、ほうれん草の仲間でもあるので、葉っぱの味がほうれん草に似ています。

ビーツ、テーブルビートの詳細はwikiに載っているので引用しておきます。テーブルビート

ビートルート(英語: beetroot)、ビーツ、レッドビート(red beet)、ガーデンビート(garden beet)、テーブルビート、またはカエンサイ(火焔菜)とは、アカザ科のビート(Beta vulgaris vulgaris L.)の中でも、根を食用とするために改良された品種群を指す。単にbeetとも表される。肥大した根は深い赤紫色で、アブラナ科のカブに似ているため「赤蕪」と呼ばれることがあり、19世紀には英語で「血蕪」(blood turnip)と呼ばれたこともあるが、ビートはアカザ科なのでカブの近縁種ではない。

ビーツの事をずーっと、赤蕪の事だと信じて疑わなかったのですが、どうやら全く別物のようです。赤かぶは、赤かぶ検事で有名ですが、やはり飛騨高山の名産という事もあり、飛騨高山のよしま農園のサイトを参考にさせてもらいました。飛騨高山の赤かぶ漬けの歴史

飛騨の紅かぶ(正式名称:飛騨紅蕪)は、紫色の八賀かぶから分離してきた品種です。この八賀カブは、室町時代に他の地方から伝来してきたそうです。当時、塩屋筑前守秋貞公という武将が飛騨北部一帯を支配し、上杉謙信に従い、北国と物資交流をなし、小八賀郷を開発し農耕を奨めた当時、上杉謙信が東北出羽国を一時統治していた事実から、温海カブ(山形県温海市)が移入されてきたのではないかとも言われています。また、塩屋筑前守秋貞公が越中越前を侵攻していた事実から、加賀(金沢)や富山県内に古くから作られてきた折菜(くきたちな)が移入されてから自然交配が繰り返され、現在の赤かぶの形になってきたのではないかといわれています。

しかし、実際のところ本当の系統や歴史はわかっておらず、飛騨地方の気候風土で独特に改良されてきた味と形態は特徴があり、また、自家採種が基本であることから、農家独自の品種まで分離されていることが面白い特徴です。

飛騨赤かぶは正真正銘のカブなので、ビーツとは完全に別物のようです。しかし、歴史的な裏付けはないにしても、上杉謙信の名前が出てくるのは、面白いのではないでしょうか。

フダンソウ、甜菜、ビーツに関しては、北海道大学のこのサイトがとても参考になります。一読の価値は十分あります。

スポンサーリンク

ビーツは健康食品の巨星

The health benefits of… beetroot

Whether you roast it whole, blend into a classic soup or drink as juice like the Olympians do – beetroot is low in fat, full of vitamins and minerals and packed with powerful antioxidants – a health-food titan.

「ビーツを丸ごと焼こうが、伝統的なスープに混ぜようが、オリンピック選手達がやるようにジュースにして飲もうが、ビーツは低脂肪、ビタミンとミネラルが豊富で、強力な抗酸化物質が詰め込まれている、健康食品の巨星です。」

ビーツを使った伝統的なスープと言えば、言わずと知れたborscht(ボルシチ)の事です。ボルシチは本当に美味しいロシア料理ですが、伝統的なウクライナのビートスープだと主張する人もいるようですが、ロシア料理だと主張する人もいるので、どっちが正当なボルシチの起源国であるかは、永久に決着はつかないでしょう(How borscht crosses the border between Ukraine and Russia)。

オリンピアンがビーツをジュースにして飲んでるとは知りませんでした。甜菜の仲間なので、甘そうで美味しそうですが、今回旅行先に、新鮮採れたて、泥付きビーツが大量に安く売っていたので、買っておくべきだったとかなり後悔しています。

スポンサーリンク

ビーツはどう食べても美味い

Belonging to the same family as chard and spinach, both the leaves and root can be eaten – the leaves have a bitter taste whereas the round root is sweet. Typically a rich purple colour, beetroot can also be white or golden. Due to its high sugar content, beetroot is delicious eaten raw but is more typically cooked or pickled.

「フダンソウとほうれん草と同じ科に属しているので、葉っぱと根っこの両方を食すことができます。葉は苦味がある一方で、丸い根は甘いです。大抵は鮮やかな紫色ですが、ビーツは、また、白、あるいは、金色である事もあります。糖度が高いので、ビーツは生で食べても非常に美味しいですが、加熱調理もしくは酢漬けがより一般的です。」

ビーツは大根おろしみたいに、ビーツおろしにしても美味いらしいです。ビーツジュースが美味いので当然なのですが、ビーツ・人参ジュースなんかは最高かもしれません。人参・リンゴジュースも最高ですが、ビーツをベースに色々な野菜と混ぜ合わせてミキサーでジュースにすれば、健康に非常に良い、スーパードリンクがあっという間に出来上がります。

スポンサーリンク

ビーツの健康成分

Beetroot is of exceptional nutritional value; especially the greens, which are rich in calcium, iron and vitamins A and C. Beetroots are an excellent source of folic acid and a very good source of fibre, manganese and potassium. The greens should not be overlooked; they can be cooked up and enjoyed in the same way as spinach.

「ビーツは、非常に優れた栄養上の価値があります。特にその葉は、カルシウム、鉄、ビタミンAとCを豊富に含んでいます。ビーツは、葉酸の良い供給源であり、食物繊維、マグネシウムとカリウムをとても豊富に含んでいます。葉っぱは、見過ごされるべきではありません。それらは、さっと調理してほうれん草と同じように楽しむことができます。」

ビーツの葉っぱが重要みたいですが、直売所で売っていたビーツは葉っぱは付いていませんでした。葉っぱは、お味噌汁、おひたし、グラタン、シチュー、鮭とほうれん草のグリル、ほうれん草と目玉焼き等に、ほうれん草の代用として使えそうです。

スポンサーリンク

ビーツの効能

Beetroots have long been used for medicinal purposes, primarily for disorders of the liver as they help to stimulate the liver’s detoxification processes. The plant pigment that gives beetroot its rich, purple-crimson colour is betacyanin; a powerful agent, thought to suppress the development of some types of cancer.

「ビーツは長い間、主として、肝臓の解毒処理を促す働きがあるので、肝障害のための医薬用途で用いられてきました。ビーツに鮮やかな紫深紅色を与えている植物色素は、βシアニンであり、ある種のがんの進行を抑えると考えられている強力な物質でもあります。」

肝臓に良くて、がんを抑える効果も期待できるようです。他にも便秘予防やコレステロール値を下げる働きまであるそうです。

Beetroot fibre has been shown to increase the level of antioxidant enzymes in the body, (specifically one called glutathione peroxidase), as well as increase the number of white blood cells, which are responsible for detecting and eliminating abnormal cells. Beets are also one of the richest sources of glutamine, an amino acid, essential to the health and maintenance of the intestinal tract.

「ビーツ繊維は、体内で抗酸化酵素のレベルを増やす事が証明されていて(特にグルタチオン・ペルオキシダーゼと呼ばれているもの)、さらに、異常な細胞を見つけ出して除去する役割を果している白血球の数を増やします。ビーツはまた、アミノ酸の一種で、腸管の健康とメンテナンスに欠かせない、グルタミンの最も豊富なソースの1つでもあります。」

ビーツは凄いです。この他にも、ビーツジュースは血圧を下げる効果もあるので、心臓病予防にもいいみたいです。硝酸塩が豊富なので、心臓発作時に効力を発揮するかもしれないと言われているようです。

スポンサーリンク

ビーツの安全性

For some people, eating beetroot may induce beeturia; a red or pink colour in the urine or stool. It is totally harmless! Beet greens and, to a lesser extent, the roots contain high levels of oxalate. Individuals with a history of oxalate-containing kidney stones should avoid over-consuming beetroot.

「一部の人にとって、ビーツ食は、尿や便が赤かピンクになるビート尿を引き起こすかもしれません。ビーツ尿は全くの無害です。ビートの葉と、少量ですが根が、高レベルのシュウ酸塩を含んでいます。シュウ酸エステル含有の腎臓結石の経歴がある個人は、ビーツの大量摂取を控えた方が無難です。」

やはりほうれん草と一緒で、食べ過ぎると石がたまるようです。何でも食べ過ぎはよくないので、食べ過ぎないようにしましょう。根っこはシュウ酸塩は少ないので、ビートジュースはグビグビ飲んでも問題はないんじゃないでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク