ミルキーウェイのブラックホールが惑星サイズの紙つぶてを吐き出す!

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数千年毎に、不運な星はフラフラさまよいながらミルキーウェイの中心のブラックホールに近付き過ぎてしまいます。ブラックホールの強力な重力がその星をバラバラにし、外へ向けてはためくガスの吹き流しを放出します。それは話の終わりであるように思われますが、そうではありません。新しい研究が、そのガスが惑星サイズの物体に集結できるだけでなく、そういった物体がその後宇宙の紙つぶてのゲームの中で、銀河の至る所に投げ出されていることを明らかにしています。

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1個の星から数百の惑星

The Milky Way’s black hole is spewing out planet-size ‘spitballs’

“A single shredded star can form hundreds of these planet-mass objects. We wondered: Where do they end up? How close do they come to us? We developed a computer code to answer those questions,” says lead author Eden Girma, an undergraduate student at Harvard University and a member of the Banneker/Aztlan Institute.

「”たった1つのズタボロにされた星が、数百ものこういった惑星質量物体を形成することができます。私達は、それらが最後にどこへ行き着くのか?どのくらい我々の近くへやって来るのか?とあれこれ思い巡らします。私達は、そういった質問に答えるべくコンピューターコードを開発しました。”と、ハーバード大学の学部生で、Banneker/Aztlan Instituteの一員で、研究論文の筆頭著者の、エデン・ギルマ氏が言っています。」

学部生の論文というだけで驚きですが、あくまでも学部生なので、かなり信憑性に疑問が持たれます。ブラックホールがシンプソンズのバートみたいにスピットボールを吐き出すとか、ちょっと信じ難いですが、あくまでも仮説の話なので、もし本当にそうだったとしたら面白いとは思います。もし本当にそうだったとしたらの話です。

ギルマは、彼女の研究成果を、水曜日のポスター・セッションと金曜日の米国天文学会の会合の記者会見でプレゼンしています。

Girma’s calculations show that the closest of these planet-mass objects might be within a few hundred light-years of Earth. It would have a weight somewhere between Neptune and several Jupiters. It would also glow from the heat of its formation, although not brightly enough to have been detected by previous surveys. Future instruments like the Large Synoptic Survey Telescope and James Webb Space Telescope might spot these far-flung oddities.

「ギルマの計算は、私たちの最も身近である、こういった惑星質量物体が、地球の数百光年の範囲内に存在するかもしれないことを明らかにしてくれています。それは、大体、海王星と数個の木星の間の質量を持っていて、過去のサーベイで検出されるほどには明るくはありませんが、それの形成時の熱から光を発してもいます。大型シノプティック・サーベイ望遠鏡やジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のような将来の観測機器が、こういった遠く離れた変わり種を見つけ出してくれるかもしれません。」

彼女は、惑星質量物体の大部分(95%)が、それらの毎時約2千万マイル(10,000 km/s)のスピード故に、完全に銀河を離れるだろうことも同時に発見しています。ほとんどの他の銀河が、その中心部に巨大ブラックホールを持っているので、それらのブラックホールにおいても、我々のブラックホールと同じプロセスが行われているように思われます。

”アンドロメダのような他の銀河は、四六時中、私達に向けて、こういった紙礫を吹き付けています。”と、共著者のジェイムズ氏は言っています。

Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics (CfA)の共著者(James Guillochon)がいるようなので、そういうことなら今回の論文は信憑性があるのかもしれません。

それらは惑星サイズかもしれませんが、こういった物体は、普通の惑星とは大きく異なっています。それらは、文字通り、星の材料でできていて、さまざまな物体が、さまざまなかつての星のピースからできあがっているので、それらの構成物質もさまざまです。

また、それらは、通常の惑星に比べ、はるかに急速に形成されます。ブラックホールが星をズタボロにするのにはたったの1日しかかかりません (潮汐破壊として知られているプロセスで)、そして、結果として生じた残留物が互いに寄せ集まるまで、たったの一年程度しかかかりません。この事は、木星のような星を、ゼロから作り出すのに必要な数百万年とは対照的です。いったん放出されると、そういった物体の1つが、地球の近傍へ到達するまで大体百万年かかります。厄介な問題は、それを、もっとありふれた星や惑星の形成プロセスの間に作られている、自由に動き回っている惑星と区別することです。

”1000個ある自由浮遊惑星のうちのたったの約1個が、こういった第二世代の変わり種のひとつです。”とギルマ氏は付け加えています。

ブラックホールが吐き出したこういった惑星サイズの紙つぶてが地球にぶち当たる可能性はあるんですかね~。そこのところが一番肝心なような気がしますが。観測が難しいみたいなので知らない間に衝突なんてならなければいいですが、地球が数十億年健在だということは、そんな心配は全くないんでしょうけど。ただ、面白い現象ではあります。

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