40歳以上の人が匂いに鈍感になるのはかなり危険な兆候らしい

10年間にわたって追跡調査された40歳~90歳の人を対象にした観察研究の中で、理由なき嗅覚の衰えが重篤な危険性を上昇させることと関係していました。その研究の間、1774人中411人 (23%)の参加者が亡くなっています。人口統計学的、健康に関連した、認知的な交絡因子の調節後で、臭気判定に正解する度に死亡リスクが8%づつ低くなっています。嗅覚試験にチャンスレベルでしか答えられなかった人達(完全な嗅覚喪失を示唆)は、正常な嗅覚を持つ人達に比べて、そういったリスクが19%も高めでした。

chance level = 適当に答えて偶然正解する確率で、二択だと50%らしいです。

40過ぎての嗅覚喪失は超危険

Loss of smell linked to increased risk of early death

The results contribute to the growing evidence that olfactory assessments might provide insights on the aging brain.

今回の調査結果は、嗅覚アセスメントが、老齢脳に関する識見を与えてくれる可能性があるという裏付けの増加に貢献しています。

“Our results were not explained by dementia, which was previously linked to smell loss. Instead, mortality risk was uniquely predicted by smell loss,” said Dr. Jonas Olofsson, senior author of the Journal of the American Geriatrics Society study. “In our future research, we will try to pinpoint the biological processes that can explain this phenomenon.”

”我々の調査結果は、過去に嗅覚喪失と関連付けられていた認知症によっては説明されてはいません。”と、今回Journal of the American Geriatrics Society誌に掲載された研究の上席著者であるジョナス・オロフソン博士は言いました。”今後の研究の中で、私達は、この現象を説明すつことができるバイオロジカルプロセス(生物過程)を特定したいと考えています。”

嗅覚の劣化とアルツハイマー病に関連がある事は、過去に指摘されていましたが、嗅覚喪失が人生終了に直結している可能性があることは、かなりショッキングな調査結果と言えます。最近嗅覚の衰えを感じている人は、一度、精密検査(人間ドック)を受けても損はないように思えますが、詳細な健康診断は結構割高なので、財布と相談する必要はありそうです。