という人達が多いようです。日本人のトップ1%の超富裕層達の金融資産は大激増しているらしいのですが、貧困層は確実に激増しているとも言われています。2割の上級国民は、アベノミクスの恩恵を、これでもかというほど享受しているのでしょうが、その他大勢の8割の貧困層と貧困予備軍は、円安・株高・物価高の影響で生活が困窮していっているようです。この国の株式保有世帯が、1人世帯も含めた全世帯の2割程度という事を考えれば、円安・株高で潤うのが誰なのかということは一目瞭然です。8割の庶民の財布から強奪された金が、公務員・輸出企業正社員・資産家達の懐に入るのが、アベノミクスと言われているので、確かに大成功してます。
1億総貧困化政策は大成功
1.25億人の日本人の2割(2500万人)の富裕層と、8割(1億人)の貧困層への情け容赦のないクラス分けがアベノミクスだと言われています。上位2割が経済を引っ張れば、下位8割の底辺層達にも金が回るというトリクルダウン理論とは一体何だったのかという程、貧富の差は絶望的に拡大し、庶民の生活は苦しくなる一方で、富裕層(上級国民)はこの世の春を謳歌しています。
くやしかったら上位2割に入ればいいという声をよく聞きますが、よほど優秀か、強力なコネがないと無理です。つまり、ほぼ絶望的と言っても過言ではありません。アメリカでも貧富の差は大きな問題になっていて、class warfare(階級闘争)が深刻化しています。日本もいずれは同じ道を進むと予想されていて、欧米のような、no go area(危険過ぎて警察すら立ち入れないエリア)のような区域が誕生する可能性があります。そうならないようにするためには、今しか改革のチャンスはないと指摘されていますが、そういう国を目指しているので仕方ありません。
アベノミクスは円安株高政策で巨万の富を得た2割の国民が経済を引っ張ることで、その他8割の下層国民にも富が分配されると謳われていましたが、実際は、8割の庶民達から搾り取ったなけなしの富を、2割の上級国民が美味しく頂く政策だった事実を考えれば、アベノミクス、あるいは、1億総貧困化経済政策は大成功していると、誰もが認めざるを得ないでしょう。
数値に騙されてはダメ
これはアメリカでも言われていることですが、政府や政府の息のかかった民間機関が発表する経済指標には注意が必要みたいです。大本営発表的な側面があるらしく、実体経済を全く反映していないと厳しく糾弾されています。日本の場合は、年末か来年発表される出生数と婚姻件数が上昇していれば、今の好景気が本物だと一部で言われていますが、2割の上級国民が史上最高の好景気を謳歌している事だけは事実でしょう。8割の庶民には無縁の話なのですが・・・。
日本は政府も企業も粉飾し放題と、国の内外から批判されていますが、その真偽の程は置いておくとして、数値なんかはいくらでも誤魔化せるらしいので、景気が良いか悪いかは、その個人の判断に委ねるしかないようです。景気が悪いと感じた場合は、残念ながら、自分が下位8割に属していると考えて間違いありません。株価や他の金融資産価値の上昇や、あるいは、給与所得の大幅増などで、この4~5年の間で、個人金融資産が少なくとも500万円以上増えた人だけが、上位2割に属していると言っている人もいますが、金融資産ゼロの世帯が3割ということを考えると、この5年間で500万円の金融資産の上昇はハードルが高いような気もします。
アベノミクスの今後
大成功を収めているアベノミクスによって、最終的には下々の層まで、万遍なく恩恵が行き渡るだろうと、そんな夢物語を未だに信じている安倍ちゃん信者がいますが、それはさすがにないと断言する人達もいて、彼らは、このまま貧富の差が限界まで拡大し続け、貧困層が激増するに連れて、社会不安が一気に臨界点を越え、10年後の2027年か、最悪の場合、5年以内に確実に、経済的、社会的、軍事的に破局的な結末をもたらすだろうと予想しています。この予言が成就するかどうかは分かりませんが、5年後の2022年に何が起きるのかは、神のみぞ知るとしか言えません。2020年にはオリンピックバブルが崩壊すると予想されているし、2019年には消費税増税も待ち構えているので、この辺が潮目になるだろうとも言われています。
景気は良くなっていますが、それは一部の日本人だけの話で、大部分の日本人にとっては景気は良いとは言えないというのが正解みたいな感じです。アメリカでも全く同じことが言われていて、オバマノミクスは経済指標だけ見れば大成功ですが、実際は、貧富の差が限界まで拡大したために、トランプ大統領が誕生してしまったわけで、日本もアメリカの轍を踏みそうな勢いで貧富の差が拡大し続けているので、日本版トランプが出てくる可能性さえあります。