腸内細菌叢・腸・脳軸が精神疾患と密接に関係している

消化管微生物叢のさらに深い理解が、精神科医が、うつ病などの、精神病性障害を治療するのに役立つ可能性があることを、Frontiers in Psychiatry誌に掲載されたレビューが明らかにしています。精神医学的な見解では、うつ病の根本原因は、まだ完全には分かっていないし、うつ病は、一部のケースで治療が困難なままです。人のさまざまな健康問題における、微生物叢の役割に関心が集まっていることを考慮すれば、この事が、多くの研究者達を、精神衛生と微生物叢、特に、腸内フローラとの潜在的な関係の調査にも誘導しています。

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微生物叢・腸・脳軸

Linking mental health and the gut microbiome

“The main idea of our review is that there is strong communication between the gastrointestinal tract and the brain, and that changes to the microbiome-gut-brain axis could be associated with the etiology of different neuropsychiatric disorders such as depression,”

”我々の今回のレビューのメインアイデア(本旨)は、消化管と脳は、互いに活発に情報伝達をし合っていて、細菌叢・腸・脳軸への変化が、うつ病等の、さまざまな精神神経疾患の病因に関連している可能性があるということです。”

腸内細菌叢・脳腸相関

Lima-Ojeda and his colleagues reviewed the body of literature on the role of the gut microbiome with a particular emphasis on the connections, or axis, formed between the microbiome, the gut, and the brain. The brain and the gastrointestinal tract are bi-directionally linked through the central nervous system, endocrine system, and immune system, and perturbations to any of these systems can have repercussions across the others, in turn potentially influencing a person’s overall wellbeing.

Lima-Ojeda氏と彼の同僚達は、腸内細菌の役割に関する、特に、その微生物叢、腸、脳の間に形成された接続、もしくは、軸に重点を置いている多数の文献をレビューしました。脳と消化器官は、中枢神経系、内分泌系、免疫系を介して、双方向にリンクしていて、任意の系に対する揺動が、他の系にも影響を与え、結果、人の健康全般に影響を与える可能性があります。

腸・微生物叢の形成と影響は、母親のお腹の中にいる時から既に始まっていて、脳と腸の間の相互作用は、神経発達過程においても、同じくらい大きな影響力を持っていて、これが、うつ病症候群が、神経発達過程でのバランスの崩れに由来する可能性を示唆しています。

腸内細菌叢破壊がうつ病の原因

However, Lima-Ojeda additionally uncovered evidence that depression may also be attributable to disturbances to the gut microbiome at any point during a person’s life, which can be due to stress, diet, and of course medications such as antibiotics. These findings promote the idea that attention to nutrition and diet may be a practical and effective complement to existing strategies for the treatment of depression.

しかし、リマ・オジェダ氏は、さらに、うつが、人の一生のいずれかの時点で、ストレスやダイエット(食事)、そして、もちろん、抗生物質等の薬物によってもたらされる、腸内細菌叢の破壊が原因であるかもしれないことを発見しています。これらの発見が、栄養と食事に対する配慮が、うつ病治療の既存方針への、実用的かつ効果的な補完になるかもしれないというアイデアをプロモートしています。

うつが、腸内細菌叢の破壊によってもたらされる可能性があるみたいですが、うつにならないようにするためには、善玉菌と、善玉菌の餌(プレバイオティクス)である、オリゴ糖や食物繊維なんかを、同時摂取するのがいいみたいです。腸は大事にするに越した事はありません。