リーマンショックの頃に派遣村という言葉が流行ったが、こんなニュース記事「家も仕事もない若者たちが流れ着く「貧困村」の実態」が目に飛び込んだ。流石にこれはフェイクニュースだろとしか言えないひどい内容だった。この記事が真実だとしたら、現代の日本に世界大恐慌時のHoovervilles(フーバービル)が存在するようなもんだ。さしずめAbevilles(安倍ビル)と言ったところか。しかし、若者が集まる貧困村だそうだが、若い頃はわざわざこんな悲惨な生活をしなくても、どうにかなるんじゃなかろうかと考えるのが普通だろう。
俺が若い頃はちょうどバブルが弾けた前後だから、こういうことは全く想像が付かない。あの頃は、新築個室寮(ロフト、バス・トイレ・キッチン・冷蔵庫・レンジ・洗濯機付き、冷暖房・駐車場完備)、近くにはコンビニ、レンタルビデオ、飲食店などが乱立している好立地、これで家賃無料だから笑いが止まらない。給料も初年収500万円、まぁ、バブルエコノミーってやつで、こんな案件が腐るほどあって、面接行ったら即入寮みたいな感じだったな。当時俺は、高卒2浪フリーター歴1年の21歳で中途採用だった。
今はバブル景気に匹敵する好景気らしいから、もっと凄いんじゃないの?バブル期並の超売り手市場らしいし。大卒20代なら中途採用でもいくらでもいいとこありそうだけど、何でわざわざこんな酷い生活選ぶかね。あるいは、バブル経済時とは比較にならないただの官製捏造フェイク好景気なのか。とは言っても、この30年間で20代人口は激減しているので、今の方が20代にとってはバブル期を超える超売り手市場になっていても何ら不思議はない。