原油価格は年内に100ドルを突破するのか?

原油価格(Brent)が年内に100ドルを超えるという強気の発言をしている識者もいる中で、そこまで上がらないという声も未だ根強い。どっちが正しいのかは、年末になってみないと分からないが、原油とドルがこのまま上昇を続ければ、日本の庶民はお寒い冬を迎えそうである(燃料高騰で暖房を控えざるを得なくなるからだ)。

11月の中間選挙を控え、トランプ大統領は原油価格の上昇に気が気ではない。何故なら、ガソリン価格の上昇は、選挙でマイナス要因になるからだ。なので、トランプ大統領は来月原油価格を下げるために最後の手段に打って出るのではないかと噂されている(Strategic Petroleum Reserve could be next Trump weapon on oil prices)。記事によると、トランプ大統領がその気になれば、1日50万バレルを2ヶ月間に渡って市場に流せるらしい。これは、OPECメンバーのエクアドルの1日の産油量に匹敵するらしい。市場に与えるインパクトについては意見にばらつきがあり、ほとんど影響を与えないだろうから、数ドル下げる影響力を持つまでまちまちだ。

イランへの経済制裁が発動されれば、最大で1日150万バレルの原油が市場から消えることになるので、SPRをリリースしたとしても100万バレル足りない計算だ。サウジはその気になれば(準備期間を要するが)1日200万バレルもの増産が可能らしいので、トランプ大統領がサウジにさらなるプレッシャーをかけてくることは容易に想像が付くだろう。原油価格は庶民の生活にも非常に大きな影響を与えるので、何とかトランプ大統領には頑張ってもらいたいものである。

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