雪山で遊ぶのが好きな輩に限って凍傷を舐めているのが多い件

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雪山で、登山やスキー、スノボ、釣り、ハンティング、マウンテンバイキング、キャンピング等に興じるのが好きな奴等に限って凍傷のことを意に介さない輩がやたらと多いように思われるが、この記事”Fighting frostbite: Focusing on prevention and early drug treatment are the keys to success“を読んで凍傷の怖さを改めて思い知らされたと同時に、冬山の怖さを知らないとやばいことになることを思い出さされた。

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凍傷の原因

凍傷の発症機序は以下のように説明されている。

Frostbite occurs when the fluid in our cells freezes, it swells and chemicals are produced. These two processes permanently damage the tissues in our bodies. Frostbite can vary in the depth and the extent of damage it causes.

凍傷は、細胞内の液体が凍って膨張して化学物質が生成されることで起こる。これら2つのプロセスが、人体組織に恒久的なダメージを与える。凍傷は、その症状の深度とダメージの程度がさまざまである。

凍傷は症状が深刻だと、指や鼻、耳等を失う危険性があり、最悪、死に至る可能性さえある。凍傷を舐めているととんでもない目に遭うということだ。安易に冬山に入って遭難して、救助隊に多大な迷惑を掛ける輩が跡を絶たない。時として命を失う救助隊も存在するのにだ。

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凍傷にならないようにするには?

記事は以下の一文で締め括られている。

“Awareness and experience is the key to prevention, and prevention is the key to treatment. The adage that “prevention is better than treatment” is especially true for frostbite, which is typically preventable but very difficult to treat.”

自覚と経験が予防の鍵で、予防が治療の鍵である。「予防は治療に勝る」という格言は、特に、予防が簡単な一方で治療が難しい凍傷にぴったりである。

「予防は治療に勝る」は名言だろう。ここでは、凍傷にならないように危険なことは慎み、予防に徹することが懸命だということを教えてくれている。もしくは、凍傷になるような無謀なことを人の迷惑顧みずでするような馬鹿な人間になってはいけないとも言っている。

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個人的体験談

中3の時に、友達と二人で長野県高山村にある山田温泉に行った時である。季節は3月中旬で、山田温泉はそれほど雪は積もっていなかった。雷滝まで歩こうということになり、雪の道を登っていくに連れ、周囲の積雪はどんどん深くなり、さらに運が悪いことに、途中で雪が降り始め、気にせずどんどん登って行くと、天候が急変して猛吹雪になり、下界の天気に合わせて極端に軽装だったので、あっという間に体温が下がり、もう死ぬと思った時に、奇跡的に車が我々に気付いて止まってくれて、急いで車に乗せてくれたので事無きを得た。車に乗った途端に運転手の親父に「こんな所にそんな格好でいたら確実に死ぬぞ!」と怒鳴られた。夫婦と子供二人の家族だったが、非常に親切な人達で、須坂駅まで乗せていってくれると言ったが、体が凍えまくっていたので、山田温泉で降ろしてもらってすぐに温泉に入った。手足の指と耳、鼻がまじでやばい状態で、温泉で2時間以上温まってようやく落ち着き、その後、蕎麦屋で温かいうどんを食べて山田温泉を後にした。あの時あの車が通りかからなかったらと思うと今でもゾッとする。初春の3月中旬とは言え、雪山を舐めるととんでもないことになるという良い例だろう。

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