食品化合物と心臓病と腸内細菌の意外な関係と新事実

トリメチルアミン-N-オキシド(trimethylamine N-oxide, TMAO)という物質が、肉や卵を食べることで、体内で作り出されてしまい、それが心臓病の原因になるかもしれないと言われているそうです。卵は高コレステロール食品だから食べない方がいいと言われている一方で、完全栄養食だから食べた方がいいとも言われていて、どっちやねん!と言いたくなりますが、どうなんでしょうかね。よく分かりませんが、卵は好きなので普通に食べています。

卵と肉は心臓病の原因!?

Dietary compound linked to heart disease may be influenced by gut microbiome

In the last five years, some scientists have cautioned against eating eggs and meat because these foods generate a common dietary compound, trimethylamine N-oxide (TMAO), that research has suggested plays a role in heart disease.

「過去5年間、一部の科学者達は、卵や肉を食べることに対して、これらの食品が、一般的な食品化合物である、研究が心臓病に関連があると示唆している、トリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)を作り出すので、注意を喚起しています。」

卵や肉はあまり食べない方がいいっぽいですが、だからと言って、研究が必ずしも常に正しいとは限らないので、何とも言えません。バターなんかも体に悪いと、ずーっと言われ続けていましたが、冤罪だった事がつい最近証明されています。とは言っても、本当に冤罪だったのかどうかも分からないと言った方が正解なのかもしれません。バターはどう考えても体に悪そうなので、マーガリンと比べればまし程度なのかもしれません。マーガリンを食べるくらいならバターを食べた方が良いが、どっちも食べない方がいいとも言えなくもありません。しかし、バターは美味しいので食べざるを得ません。

TMAOはバイオマーカー?

A Cornell study recently published online in the peer-reviewed journal Molecular Nutrition and Food Research reports new results that raise questions about whether circulating TMAO causes heart disease or whether it is simply a biomarker, or a sign, of developing disease.

「コーネル大の最近発表された新たな研究成果が、TMAOの体内循環が心臓病を引き起こしているのか、あるいは、それはただ病気が進行している、バイオマーカー、または、兆候なのかどうかに疑問を投じています。」

TMAOが心臓病の原因なのか、ただのバイオマーカーなのか、まだはっきり分かっていないみたいな感じです。たまご好きには朗報になる可能性があります。

TMAOって何?

TMAO is naturally found in fish at high levels. In humans, gut bacteria called firmicutes help convert the nutrient choline (from eggs) and carnitine (from meat) into TMAO.

「TMAOは、元々、魚に高濃度で含まれています。人間においては、フィルミクテス門と呼ばれる腸内細菌が、栄養素のコリン(エッグ由来)とカルニチン(肉由来)をTMAOに変換するのに一役買っています。」

体内でのTMAO生成に腸内細菌が絡んでいるみたいです。腸内細菌が心臓病に因果関係があるかもしれない訳で、本当に腸内細菌の役割は、良くも悪くも幅広いと言えます。腸内細菌がコリンとカルニチンをトリメチルアミン(TMA)に代謝変換して、それがさらに人体内でTMAOへと代謝変換されるみたいです。

魚も心臓に良くない?

These results led some researchers to recommend people avoid eating fish, eggs and meat, Caudill said.

“We questioned how TMAO could be a causative agent of heart disease given decades of research showing that high fish consumption lowered risk of heart disease,”

「これらの結果が、一部の研究者達に、人々に卵、魚、肉を食べることを控えるように推奨させたのです。とコーディルは語った。”我々は、数十年に及ぶ研究が、魚の高摂取が心臓病のリスクを下げることを示しているのに、TMAOがどうして心臓病の原因物質である可能性があるのか疑問を持ちました。”」

魚が心臓に悪いわけがないので、TMAOを多く含む魚が心臓に悪いというのは無理があり、つまり、TMAOが心臓に悪いというのも無理があるのではないかという事みたいです。魚が実は心臓に悪かったとならないように祈るしかありません。

TMAOと腸内細菌

“This provides some evidence that the elevation in TMAO may simply be a biomarker of differences in the gut microbiome,” Caudill said. “My hypothesis is that diseased individuals – whether it’s heart disease, cancer or other chronic diseases – are going to have a different microbiome than nondiseased individuals, and that microbiome can be marked by TMAO levels in the blood.”

「”これが、TMAO上昇が単純に腸内細菌の違いのバイオマーカーかもしれないことの、いくつかの論拠を提供しています。”とコーディルは述べ、”私の仮説では、病気を患った個人は、それが心臓病、癌、あるいは、他の慢性疾患であろうとなかろうと、健康な個人と異なるマイクロビオームを持っていて、そのマイクロバイオームは、血中TMAO濃度によって明らかにされている可能性があります。”」

TMAOが、ただの腸内細菌の違いを明かしているだけのバイオマーカーに過ぎない可能性もあるみたいなので、卵、魚、肉が心臓に悪いかどうかははっきりしないようです。要は、食べ過ぎなければいいだけで、野菜・果物中心の食生活に、こういった美味しい食品を取り入れるみたいな感じでいいのかもしれません。美味しい物は少しだけ食べる。これが食の基本でもあり、美味しい物も食べ過ぎれば不味くなってしまうためです。