世界大恐慌:トランプ氏は本当にフーバー大統領なのか?

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

トランプ氏は以前からフーバー大統領に擬えられていましたが、もし、トランプ氏が、本当にフーバー大統領だとしたら、世界大恐慌が起こります。トランプ氏が大統領になろうがなるまいが、来年世界の株価は大暴落するだろうと予想されてはいました。トランプ大統領誕生でその確率がさらに高まったと言われています。

もちろん、2009年から世界の株価が大暴落すると、一部のdoomsday sayers(誇大妄想狂)達は言い続けて既に7年経つのですが、大暴落するどころか、NYSEは連日高値を更新し続けています。流石に今は誰も狼親父(people crying wolf)の戯言は信用していませんが、トランプ大統領誕生で、彼らが復権すると一部で噂されています。

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フーバートランプ

Will Donald Trump be Herbert Hoover all over again?

But the 1928 comparison is instructive. It’s the last time a Republican president enjoyed anything like the majority Trump will have, particularly in the House.

And how did that work out for them?

「でも、1928年との比較は教訓的です。その年は、共和党大統領が、トランプが持つ予定の、特に下院における過半数に匹敵するものをエンジョイした最後の年です。そして、その事が彼らにどう働きましたか?」

共和党が、今回のようなマジョリティを持つのは、1928年以来のようです。1929年がどういう年だったかと言えば、その年の10月にBlack Thursday(暗黒の木曜日)が起こるわけですが、来年も、1929年のように、株価大暴落の可能性があるのか?その事を株を持たない、世界中の大部分の人々がワクワクしながら期待しています。トランプ氏も今の株価水準をバブルだと公言しているので、意図的に株価をクラッシュさせる可能性もあるとさえ一部で囁かれています。なので相当な注意が必要です。

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スムート・ホリー法

Hoover took over in a time of general prosperity but stagnant wages and vast income inequality. Populists in Congress proposed dramatic increases in tariffs to help the struggling agricultural sector, the equivalent of today’s beleaguered blue-collar workers.

The proposal divided Republicans in Congress and Hoover before they produced the 1930 Smoot-Hawley Tariff Act, setting off retaliation, freezing international trade, contributing to the Great Depression and accelerating a ruinous cycle of nationalism around the world.

「フーバーは、全体的に繁栄してはいましたが、賃金低迷と広範な所得不均衡の時期に大統領職務を引き継ぎました。議会の大衆政治家達が、今日の苦境に立つ肉体労働者達に相当する、海外の安い輸入作物に苦しむ農業部門を助けるために、広範囲にわたる大幅な関税引き上げを提案しました。その提案は、1930年の、貿易相手国の報復をもたらし、国際貿易を凍結させ、世界大恐慌の一因になり、世界中で破滅的な民族主義の連鎖を加速させた、スムート・ホリー法実現前に、議会の共和党員達とフーバーを分裂させました。」

スムート・ホリー法が、世界大恐慌を引き起こし、日本の軍国主義、ナチス・ドイツを誕生させたとさえ言われています。トランプ氏は既に演説の中で、日本、メキシコ、中国に対し、制裁的な関税を課すと宣言していますが、フーバー政権のような事にならない事を祈るしかありません。世界大恐慌になったとしても、さすがに、ドイツでナチスが復活し、日本が軍国主義化することはないでしょうが、第三次世界大戦の引き金になる可能性はあるので、そういう事にならないように願いたいです。

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フーバー大統領の亡霊

Hoover’s ghost should haunt the GOP right now. A populist, protectionist president has come to power at a time of long-depressed wages and vast inequality. He threatens to implement tariffs of 45 percent against China and 35 percent against Mexico, and he’s about to collide with free-traders and pro-business interests in his own party.

「フーバーの亡霊が、現在、共和党に付きまとっています。民衆政治家で保護貿易主義者の大統領が、長期に渡る賃金停滞と巨大な不均衡の時期に政権に就きます。彼は、中国に45%とメキシコに35%の関税を講ずると脅していて、共和党内の自由貿易論者と企業と利害関係の強い人々と衝突しようとしています。」

トランプ氏はdrain the swamp(現状維持打破)を掲げて当選しているので、自由貿易主義者やロビーストに支配されている政治家達の反対を乗り越えて、ブルーカラー労働者のために、彼らの仕事を奪っている、日本、中国、メキシコ等の国との貿易を制限する必要があります。もし、トランプ氏がこれをやらなければ、彼は2018年の中間選挙で、議会のマジョリティを失い、下手をすれば、下院で圧倒的過半数を掌握した民主党議員達によって、弾劾裁判にかけられる可能性すらあります。

トランプ氏が彼の公約(南部国境地帯の壁、不法移民国外退去、貿易不均衡の是正、オバマケア廃止、最高裁判事に超保守派選出、ワシントンからロビーストを排除、ごく一部の特権階級のための政治から大多数の民衆のための政治へ転換)を反故にして、彼の支持者を本気で激怒させた場合、アメリカに未曾有の混乱が襲いかかるだろうと予想されています。トランプ氏はリンドン・ジョンソン大統領のようになるだろうとさえ言われています。トランプを狂信的に支持した大衆は我慢の限界にあるので、トランプ氏は彼らを切れさせないようにしないと、本当にとんでもない事が起きるかもしれないと危惧されています。

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