トランプ効果:トランプ政権が人類に最悪の事態を招く

トランプ政権が人類に未曾有の災いをもたらすだろうと、多くの科学者が激しく警告しています。もちろん、地球の温暖化の事を言っているのですが、多くの保守派が地球の温暖化に人間は一切関与していないと信じている、あるいは、寒いより暖かい方がいいと言っている人もいるので、トランプ政権下で温暖化は急ピッチに進みそうです。

そう言った悲観的な意見もありますが、気候変動に人類は一切関与していない、ただの地球の周期的気候変動という説は、あながち間違ってもいないという意見もあるので、この辺の論争は、今後ますます議論が白熱化する可能性があります。

気候変動は存在する

Scientists fear the worst under a Trump presidency

From the fight against climate change to dwindling budgets for research, the US scientific community fears the worst under Donald Trump, seen by many as the most hostile to science of any American president in history.

Trump will be “the first anti-science president we have ever had,” warned Michael Lubell, director of public affairs for the American Physical Society in Washington, in the British journal Nature.

“The consequences are going to be very, very severe.”

「気候変動に対する戦いから先細りし続ける研究予算まで、アメリカ科学界は、歴代アメリカ大統領の中で、科学に対して最も敵対的と多くが見なしている、ドナルド・トランプの下で最悪の事態を恐れています。トランプは、我々が初めて経験する反科学大統領です。と英国の雑誌Natureで、ワシントンにある米国物理学協会広報部長が警告しました。その影響は想像を絶する悲惨なものになるでしょう。」

トランプ氏は確かに地球の温暖化などないと公言していて、パリ協定脱退を既に表明しています。さらにEPA廃止や連邦所有地の油田、炭鉱開発を拡大すると言っていますが、それは、トランプ氏の取り巻きである、ショーン・ハニティ氏、アン・コールター女史、ローライングラム女史(トランプ政権ホワイトハウス報道官候補)等の影響がかなり大きいです。トランプ氏は反科学というより、共和党の大票田であるキリスト教コミュニティーに媚びるために、反科学のふりをしているだけだと思います。何故なら、氏は元来民主党寄りで、ヒラリー氏、ペロシ氏、シューマー氏等の民主党議員を支援し、2008年の大統領選挙では、オバマ氏に投票さえしています。とは言っても、氏がサラ・ペイリン氏を閣僚メンバーに抜擢した場合、氏の反科学の姿勢が鮮明になると言われているので、注視する必要があります。気候変動、あるいは、地球の温暖化に関しては、やはり科学的データがそれを明確に証明しているので、トランプ氏も国際協調すべきと、多くの科学者が言っています。

進化論vs創造論

Meanwhile, the vice president-elect, Indiana Governor Mike Pence, is an ultraconservative and a creationist who has rejected Charles Darwin’s theory of evolution, the foundation of modern biology.

“There’s a fear that the scientific infrastructure in the US is going to be on its knees,” said Robin Bell, a geophysicist at Columbia University and incoming president-elect of the American Geophysical Union.

「その一方で、次期副大統領のインディアナ州知事マイク・ペンスは、バリバリの超保守主義で、近代生物学の基礎を成している、チャールズ・ダーウィンの進化論を否定している創造説論者です。”アメリカ国内の科学的なインフラが、崩壊寸前に追い込まれるのではないかと懸念しています。”と地質物理学者で次期米国地球物理学連合会長が語った。」

進化論と創造論の議論は、地球の温暖化が、人間の影響によるものなのか、ただの自然のサイクルなのかという議論に匹敵する程の論争の的になっています。トランプ氏に投票したキリスト教福音主義者は、馬鹿げたとんでも論として一蹴していますが、多くの科学者達は、当然、創造論を馬鹿にしています。これは非常に難しい問題で、人間が猿から進化したと信じられれば、進化論を信じられるのでしょうが、猿が人間になるわけがないと思えば、進化論はあまりにも馬鹿げているとしか言えません。

気候変動も人間みたいなちっぽけな存在が、気候に影響が与えられるわけがないと思えば、自然なサイクルとしか思えませんし、科学的データも、man-made climate changeを狂信的に信じる科学者達の捏造だと言い張る人々も存在するので、この辺の問題は、宗教vs科学みたいになっているので、永久に相容れることはなさそうです。

気候変動はまじでやばい

“The data is staring us right in the face. We could not afford this election result.

“The only way we can avoid serious climate change is to rapidly implement Obama’s work,” he added.

Early in October, nearly 400 scientists including 30 Nobel laureates wrote an open letter, criticizing Trump’s proposed plans to abandon global climate deals.

「”データが我々の顔をまじまじと見詰めています。我々は今回の選挙結果を受け入れる余裕がない可能性があります。我々が深刻な気候変動を回避する唯一の方法は、オバマの功績を速やかに施行することです。”と彼は言った。10月初旬、30人のノーベル賞受賞者を含む400人近い科学者が、地球環境協定(パリ協定)を放棄するというトランプの提案したプランを批判する、公開書簡を書き送りました。」

“A ‘Parexit’ would send a clear signal to the rest of the world: ‘The United States does not care about the global problems of human-caused climate change,'” they wrote.

“The consequences of opting out of the global community would be severe and long-lasting—for our planet’s climate and for the international credibility of the United States.”

「”パレグジットは、世界のそのほかの国々に対し明確な信号を送るはずです。アメリカは、人類が引き起こした気候変動の地球規模の問題に関心がないという。”と彼らは書きました。”国際社会から意図的に離れる事によって生じる影響は、地球環境やアメリカの国際的信用にとって、深刻で長期的なものになります。”」

Parexit = パリグジット、パリジット、パレジット、何でもOK。Grexitもグリジットとかグレグジット、グレジット、グリグジット等ネット上で色々言われているので、好きなのを使えばいいんじゃないでしょうか。

トランプ大統領を選ぶという事は、国際社会との関係もリセットする事なので、仕方ありません。トランプ氏は既にプーチン懐柔策を示唆していて、多くの識者を困惑させています。プーチン氏が仮にバルト三国に侵攻した場合、トランプ氏はそれを静観できるのか、あるいは、さらに西進してポーランドや他の東欧諸国にちょっかいを出した場合どうするのか?という問題が生じて来るからです。チェンバレン首相がヒトラー総統を懐柔しようとしてどうなったか、歴史は繰り返すと言いますが、相当やばい事になりそうです。