リーマンブラザーズ破綻から早10年!次の危機が迫っている!?

リーマンショックは本当に衝撃的だったが、あれから早10年が経とうとしている。Lehman Brothers破綻後しばらくして首相に就任した麻生首相が、日本はほとんど影響を受けないだろうと言っていたのが思い出される。

リーマンショックのような事は二度と起きないだろうと言われて久しいが、この10年の間、例えば、2010年のflash crashや2014年のebola panicが、世界中の金融市場に激震を走らせたのは記憶に新しいだろう。特に、エボラパニック売りはかなり酷かった。運悪く、FedがQE3をtapering中だったこともあり、米株式市場を狂乱のパニック状態に陥いらせた。ネット上でも、当時FRB議長だったJanet Yellen(ジャネット・イエレン)に対する、「テーパーリング止めろや!」「さっさとQE4を発動しろ!」と言った悲鳴にも似た怒りの書き込みが多く見受けられた。近年で最も深刻だったのは、2016年の中国発世界同時株安の時だろう。この時は日銀もマイナス金利政策に踏み切らざるを得なくなっている。

ゼロヘッジ(zerohedge.com)なんかは、2010年から8年間、世界経済はいつクラッシュしてもおかしくない状況にあると言い続けているが、世界経済はクラッシュする兆候すら示しておらず、全くのcry wolfと言っていいだろう。そういうデマを流し続けることで、ここまで大きくなったサイトであるとも言えるが、未だにあのサイトを見つ続けている人間がいることの方が驚きだ。いつかは世界経済はクラッシュするだろうから、その時に、我々の主張は正しかったと言うのだろうか?10数年間言い続けていれば、いつかは当たるのは当たり前の話だ。日本のどこかで半年以内に大地震が来ると言い続けている、日本のいい加減な地震予知家達と同じ穴の狢である。

次の危機が迫っているとネットで囁かれ始めている。新興国の通貨の下落が止まらないことが危険信号らしい。米利上げに起因する今回の通貨危機は、1997年のようなアジア通貨危機に発展する可能性があるのかどうかは分からない。一つ言えることは、第二のアジア通貨危機が勃発した場合、日本も対岸の火事では済まされないということだ。円高に転べば個人的には大万歳だが、1998年のように、1ドルが150円近くまで暴落するのだけは勘弁してもらいたい。むしろ、そっちの方が日本経済にとっては致命的だろう。リーマン不況を遥かに上回る大不況に陥るのは必至だからだ。

気になるのは、インドのルピーが下落し続けているということだ。インド経済は今や日本を抜いて世界3位の経済大国(in terms of PPP)なので、周辺諸国への影響が懸念されている。中国・インド経済がスローダウンすれば、日本もただでは済まないのは簡単に分かるだろう。問題は、トランプ大統領も苛立っているFedによる急速な利上げと、トランプ大統領が仕掛ける貿易戦争が今後も続くということだ。トランプ大統領は自分の政策がGDP成長に大きく貢献していると信じているので、今後も自分の経済政策を貫き通すだろう。ただ、その政策が自国経済に大きなダメージを与えてから180度方向転換しても遅いと、多くの識者達から警告されてはいる。何れにしても今後のアメリカの動きからは目が離せない状況になっている。11月の米中間選挙が終わった後があらゆる意味で最大の焦点になるだろう。

スポンサーリンク