薬物耐性菌に絶大な効果を発揮する薬剤の組み合わせ

マックマスター大学の研究者が、世界最悪の感染症、全ての既知の抗生物質に耐性がある超強力な細菌(スーパーバグ)を治療するための新しい方法を発見しています。効果的な併用療法の発見は、世界保健機関が先週、それらが持つ人類の健康への脅威のため、最優先事項として認定した薬剤耐性感染症に対する医療行為を変える可能性を秘めています。本日、今回の新しい研究は、Nature Microbiology誌に掲載されています。

薬物耐性細菌駆除物質

One-two punch may floor worst infections

“We looked for compounds that would mess with these bacteria, and I think we’re nailing it,” said Eric Brown, senior author of the paper, a professor of biochemistry and biomedical science at McMaster’s Michael G. DeGroote School of Medicine and a scientist of the Michael G. DeGroote Institute for infectious Disease Research.

”我々は、こういった薬物耐性バクテリアに干渉する化学物質を探していて、私は。我々がその物質を遂に発見したと考えています。”と、今回の論文の上席著者であり、マックマスター大学マイケル・G・デグルート医学部生化学・生体医科学教授で、マイケル・G・デグルート感染症研究所の科学者のエリック・ブラウン氏は言いました。

最後の砦の抗生剤も効かない

His team focused on Gram-negative bacteria which are resistant to all antibiotics including last resort drugs, such as colistin, and lead to pneumonia, wound or surgical site and bloodstream infections, as well as meningitis in healthcare settings.

彼のチームは、コリスチンのような最終手段薬を含む全ての抗生物質に耐性を持ち、肺炎、創傷や手術部位の感染、血流感染、医療環境における脳膜炎を引き起こす、グラム陰性バクテリアに焦点を当てました。

グラム陰性菌

グラム陰性菌は、多くの効果的な抗生剤が貫通できない、生まれつき超頑強な外殻を持っていて、この事が、こういった感染症を、特に病院環境で致命的にしています。彼のチームは、超細菌が持つその頑丈なバリアを無効化する可能性がある薬剤を探し出すために、1440に及ぶ特許の切れた薬剤のコレクションをテストしました。

“These pathogens are really hard nuts to crack, but we found a molecule that shreds that shell and allows antibiotics to enter and be effective,” said Brown.

”こういった病原菌は、本当に厄介ですが、私達は、その外殻をズタズタに引き裂いて、抗生物質が細胞内に入って本来の威力を発揮させる分子を発見しました。”と、ブラウン氏は語った。

ペンタミジンとの併用

The scientists discovered the antiprotozoal drug pentamidine disrupts the cell surface of Gram-negative bacteria, even the most resistant. The anti-fungal medication was particularly potent when used with antibiotics against multidrug resistant bacteria.

研究者達は、抗原虫薬ペンタミジンが、最も耐性を持つグラム陰性菌の細胞表面でさえもズタズタにできることを発見しています。その抗真菌剤は、多剤耐性バクテリアに対抗可能な抗生剤と併用すると、特に威力を発揮します。

Pentamidine, when used with other antibiotics, was found to be particularly effective against two of the three pathogens which the WHO has identified as having the most critical priority for development of new antibiotics. Those were Acinetobacter baumannii and the enterobacteriaceae. The combo therapy also had some impact on the third most critical bacteria, Pseudomonas aeruginosa.

他の抗生物質と併用した場合、ペンタミジンは、WHOが、新しい抗生剤の開発に対する再優先順位であると認定した3つの病原菌のうちの2つに特に効果的です。その細菌は、アシネトバクター・バウマニと腸内細菌科で、そのコンボセラピーは、三番目の優先順位の高い耐性菌の緑膿菌に対しても、いくらかの影響を与えることができます。

人に効くかはまだ分からない

今回の発見は、ラボのネズミを使って有効であることが示されましたが、潜在的な副作用をオフセットしたり、人間に対する安全性を保証するためのさらなる研究が必要です。ブラウン博士は、彼の研究室が、より多くの化合物をテスト中であることも付け加えています。

“One of the things we want to pursue further is why this is working so well.”

”今後追求したい一つの事が、この併用が何故そんなに効果的なのかという事です。”

今回のペンタミジンと他の抗生物質を組み合わせたワンツーパンチ療法が、人に対して効果があるのかは分かりませんが、少なくともネズミに対しては効果的なようです。今後研究が続いていけば、副作用の少ない、安全な併用療法が開発されるかもしれません。