放射脳vs安全厨:福島原発事故による魚介類への影響はあるのか?

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

2011年3月11日に起きた東日本大震災と巨大津波の後で、福島原発が大量の放射性物質を近隣沿岸水域に放出した時、汚染された魚介類を食べることは、原発周辺の汚染地域だけではなく、太平洋全域にわたって、人の健康を害する可能性があるかどうかについての懸念を生んでいます。

スポンサーリンク

福島第一原発由来の放射性物質

Study negates concerns regarding radioactivity in migratory seafood

A new study by an international research team shows that those concerns can now be laid to rest, at least for consumption of meat from migratory marine predators such as tuna, swordfish, and sharks.

国際研究チームによる新しい研究が、そういった懸念が、今後、少なくとも、マグロ、カジキ、鮫などの回遊性海洋捕食生物の摂取に関しては、取り越し苦労に過ぎない事を示していいます。

マグロが安全なら日本人には朗報だとは思われますが、たとえ、放射性物質による汚染の心配がなくても、メチル水銀、カドミウム、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、BHC(ベンゼンヘキサクロリド)、抗生物質、成長ホルモン、有機リン系農薬などの有害物質に汚染されている可能性は否めません。

スポンサーリンク

怪しいお魚セシウムさん

The cesium isotopes are of particular concern because they were discharged in large quantities following the disaster, exhibit relatively long half-lives (2.1 and 30 years respectively), and tend to accumulate in the muscle tissues that people like to eat.

チームは、多くの放射性同位体を持った銀色がかった金属のセシウムに焦点を当てています。このうちの2つの134Cと137Cは、ウラン燃料が原子炉で分裂すると産生します。セシウム同位体は、原発爆発事故の後で、それらが大量に放出され、比較的半減期が長く(それぞれ2.1年と30年)、人がよく食べる筋肉組織に蓄積されやすいので、特に懸念されています。

セシウムは、今でも一部の野生動物や野生きのこから検出されているので、未だに、このセシウムを気にして、福島産や近隣地域からの農産物や魚介類を買わない人がいるみたいです。

スポンサーリンク

回遊魚は一応安全らしい

However, the team’s sampling of tissues from predatory fishes and other large vertebrates collected across the northern Pacific between 2012 and 2015 revealed no detectable levels of 134Cs, and 137Cs concentrations that were generally consistent with background levels from aboveground nuclear testing during the 1940s and 50s. They collected the animals from waters near Japan, Hawaii, and California.

しかし、2012年~2015年の間に、北太平洋海域の捕食性魚類と大型脊椎動物からチームが採取した組織サンプルは、1940年~1950年代の地上核実験由来のバックグラウンドレベルと、概ね一致している検出可能レベルの134C・137C濃度は示しませんでした。彼等は、日本、ハワイ、カリフォルニア近海の動物達を採集しました。

基本的に、日本近海の回遊生物からも、有害レベルのセシウムは検出されていないらしいので、安心してもいいかもしれませんが、魚の骨に蓄積されやすいストロンチウム-90の安全性はどうなの?という疑問が生じます。日本近海産の本マグロは、福島原発から汚染水が垂れ流されている太平洋沿岸のサンマやイワシやイカなどを丸ごと食べているので、原発由来の放射性汚染に対する生物濃縮の頂点に立っています。マグロの骨まで調べたかどうかは分かりませんが、さんまやいわしのつみれでも食べない限り、魚の骨を食べる機会は少ないと思われるので、今回の研究の調査対象にならなかったような気もします。むしろ、原発周辺海域の海底に住むヒラメやカレイを危険視する人もいます。

原発問題は現在進行中で、問題が解決される目処すら立っていません。とは言っても、事故発生から5年後から、福島県で2011年の原発事故以降に生まれ育った幼児に影響が出始めると言われてきましたが、実際に影響が出始めているみたいなので、10年後や20年後は、関東一帯に住む人々にも影響が出始めるだろうと、一部で噂されているだけに、かなり心配ではあります。しかし、2021年以降の心配よりも、当面は、北朝鮮によるNBC兵器を搭載したミサイル攻撃の方が心配です。ネットで色々調べた結果、北朝鮮は日本を射程圏内に収めるミサイルを200~300発も保有しており、そのうち30~50発は核ミサイルで、残りも、サリン、VXガス等の化学兵器、さらにボツリヌス菌や炭疽菌等の生物兵器を搭載可能らしいので、全てのミサイルが命中するとも限らないし、当然、他の国に向けても発射すると思われるので、実際に着弾するのが100発としても、その人的・経済的被害は想像を絶するものになると見られています。福島原発事故どころの騒ぎではありません。

スポンサーリンク
スポンサーリンク