synthetic subjunctiveとanalytical subjunctiveについて少し調べてみました。synthetic subjunctiveというのは、present subjunctive(仮定法現在)のことを言っていて、一方のanalytical subjunctiveは、法助動詞を用いた仮定法のことを指すようです。例えば、putative shouldは、analytic subjunctiveに分類されます。
putative shouldはanalytical subjunctive
Whilst it was not unknown for a non-Japanese to head a significant Japanese company-foreigners had headed both Nissan and Mazda-it was rare that one should head an icon such as Sony.
Organisation Theory:Concepts and Cases By Stephen P. Robbins/Neil Barnwell, page 547.
外国人が日本の大企業を率いる例は、日産やマツダのように過去にもありましたが、ソニーのような(日本の)象徴企業を外国人が率いるなんてことは、まずありませんでした。
it was not unknownは、直訳すれば、未知ではなかった、未経験ではなかった、知られていなくはなかった、知られていた、知っていたという意味ですが、この場合は、外国人が日系大企業の長になることは過去にもあったのように、過去にもあったと訳すのがいいでしょう。
この英文で使われているshouldは、必要性、可能性のどちらを示唆しているのかをどのようにして見分けるかというトピ主の質問に対して、イギリス英語のネイティブが、ここで使われているshouldは、analytical subjunctiveであると答えています。analytical subjunctiveは、ここでは、putative should(推定のshould)のことを指しています。
参照サイトshould今度も、イギリス英語のネイティブがanalytic shouldについて言及しています。
I think that a construction like “It’s odd that it should be held…” or “It was odd that he should have been held…” is sometimes described as the “analytical subjunctive”. I think it’s useful term for this construction that is so often used in BE in preference to the “synthetic subjunctive”. Alternatively I suppose we may call it “the ‘should’ subjunctive”.
Edit: “It is odd that a gunshot victim’s funeral be held with an open casket” – I wouldn’t use the present subjunctive here. I don’t feel the need to use the subjunctive after “it’s odd that…”, but I could happily use “It’s odd that it should be…”
There is also the term “putative/attitudinal ‘should’“, which I think applies to this example.
“It’s odd that it should be held…”や”It was odd that it should have been held…”のような構文は、analytical subjunctiveと言われる時があり、イギリス英語では、仮定法現在よりもむしろ非常に良く使われているこの構文を表す用語になっています。あるいは、ここで使われているshouldのことを、should仮定法と呼んだらどうかと思っています。ここで、現在仮定法を使う必要性を私は感じません。should仮定法なら喜んで使いますが。推定のshouldという用語も、今回の例に当てはまると私は思います。
synthetic subjunctiveとanalytic subjunctiveの違い
先ず、synthetic subjunctive(仮定法現在)の例を示します。
上記のような、synthetic subjunctiveは、アメリカ英語のネイティブには許容できても、イギリス英語のネイティブ達には許容できないようです。It is odd thatには、推定のshouldを使うことが求められていると言っています。あくまでも、イギリス英語用法だという事のようです。次に、analytic subjunctiveの例を示します。
推定のshouldを使うことで、open casketに対する話者の嫌悪感を強調して表出することができます。
参照サイトsubjunctive/is/was/for + to infinitive参照サイトIt’s so funny I