世界大学ランキング2019年度版がニュースになってた

俺が入学した理系では全米屈指の大学は、東大より余裕で上だったが、残念ながら、この大学は卒業していない。卒業したのは、当時全米一学費の安い四年制大学だった(当然ランク外である)。

アメリカの大学は卒業するのが難しいと言われている(難関大学は入学も難しい)が、金さえあれば何とかなる(そもそも学費自体が異常に高い)。日本みたいに俺みたいな貧乏人でも留学できるのと違い、他国の留学生たちは金持ち、あるいは、国費留学生しかいない。俺の友達だった中華系マレーシア人(いわゆる華僑)なんかは、大学の側に6000万円でプール付きの家を買ってもらって兄弟3人で留学していた。車庫には高級車がずらりと並び、世界のあちこちに別荘があるとも言っていた。そういう超大金持ち達は、個人チューターを時給4〜5千円で雇って宿題をやってもらったり、論文書いてもらったりしていた。テストやポップクイズも使い回しが多いので過去のテスト・クイズ問題集などが売られていた(メチャクチャ高額)。とにかく卒業するには金がかかるということだ。

さらに、当時、俺の学部(electrical/computer engineering with material science)は9割が留学生で、そのほとんどを中国人(中華系)とインド人が占めていた。日本人は俺1人しかいなかった。とにかく日本人の俺は肩身が狭かった。一番辛いのは、TAが全員中国人とインド人で、とにかく、インド人中国人贔屓が酷かったということだ。TAの前で課題を実演するという授業があって、中国人・インド人生徒に対しては、TAは母国語を使って懇切丁寧に指導するのだが、日本人の俺には超下手くそな片言英語で「do it quickly」の一言、できないから何度もやらされるはめになって、TAの所に行くこと自体が苦痛になっていた。教授に言っても全く取り合ってくれないしで、日本人にはハードルがあまりにも高過ぎた。

話し変わって大学のプライベート寮(月額20万円)に一ヶ月だけ滞在していた時の話だが、そこはまじで凄かった。毎日ベッドメーキングと部屋の掃除をしてもらえ、トレーニングジムや室内温水プールまで付いていて、食事も超豪華で、目の前で鉄板で好きな肉(牛・鳥・子羊)や海鮮(海老やホタテ)を焼いてもらえ、それがまたメチャクチャ美味かった。もちろん駐車場付きだ。高層階の自室から見る夜景がこれまた格別で、カクテルを手に夜景を眺めながら「金さえあればこういう生活が続けられるのになぁ」と感慨に耽っていたものだ。その寮にも日本人は俺以外1人もいなかった。日本人留学生はいることはいるらしいのだが、大学の中であったことは一度もなかった。

有名大学の学費も当時の2〜3倍近くに跳ね上がっているので、そういった超豪華なプライベート寮に入って、超優秀な個人チューターを雇って、超高額な過去問買って、何やかんやで卒業までの4年間で5千万円は余裕でかかるだろう。そこに車代、旅行代、遊び代も入れると6000万円は必要になる。他国の金満留学生にとったら屁でもない金だが、貧乏人の日本人留学生には敷居が高い。とは言っても、日本でも私大の医学部はそれくらいかかるらしいので、金のある日本人にしたら端金だろう。貧乏アメリカ人学生の場合は悲惨で、ほとんどの学生たちがstudent loanを組んで学費を工面するのだが、その学生ローン残高が170兆円ぐらいになっていて、アメリカで非常に問題になっている(4割が返済不能と言われている)。

俺の卒業した当時全米一学費が安かった4年制大学の学費が6倍に跳ね上がっていてビビった。今じゃ、とても留学なんて無理ゲー。アメリカの大学の学費のインフレは本当に酷すぎる。もう日本人でも金持ちじゃないとアメリカ留学できない時代になってしまったようだ。俺みたいな社会のど底辺貧乏学生が6年も留学できたのは、本当に幸せだったんだなぁとつくづく思う。

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