この記事”Suicide more prevalent than homicide in US, but most Americans don’t know it“を読んでいたら意外な事実が浮上した。アメリカでは、他人に殺されるよりも自分に殺されるリスクの方が高いらしい。
In the United States, suicide is twice as common as homicide — and more often involves firearms — but public perception is just the opposite.
アメリカでは、自殺は殺人の2倍多く、より頻繁に銃器が絡んでいる、しかし、世間一般の認識は、まさにその逆である。
自死が他殺の2倍というのは驚きだが、しかし、よくよく考えると、アメリカで頻繁に起こっている銃乱射事件のほとんどが、乱射後に自殺していることを考えれば、この自殺という社会問題をもっと真剣に考える必要がありそうだ。死ぬ前に1人でも多くの人間を道連れにするという考え方は、日本ではまだそんなに広まってはいないから救われているが、今後増えていく可能性もあるので、巻き添え死を喰らわないように注意が必要になってくるかもしれない。
News reports, movies and TV shows may contribute to the perception of a high risk of firearm homicide, authors of a new study say, leaving a substantial gap between ideas and reality and potentially leading to further danger.
ニュース報道、映画、テレビ番組が、高い銃殺リスクの思い込みの原因になっている可能性があり、思い込みと現実の間に大きな隔たりを残すことで、さらなる危険を引き起こす可能性があると、新しい研究の著者たちは語る。
自衛のために銃を持つ行為が、逆に、自分や家族の銃による自殺の可能性を高めてしまう危険性があるらしい。銃を持つと自殺の可能性が高まるというのは何とも皮肉な話だ。ただ、自殺する前に1人でも多くの人間を道連れにしてやろうという人間がいた場合、銃という凶器は非常に危険であることだけは確かだろう。道連れにされる人間はたまったもんじゃない。そこまで人間を心理的に追い込んでしまう世の中にも問題があるのかもしれない。