opioid epidemic:オピオイド中毒がアメリカで深刻化している

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最近よく、opioid epidemic, opioid crisis, opioid addictという言葉を目にする機会が多くなった。例えば、この記事”Opioid crisis roadmap overlooks gender”なんかがその一例と言えるだろう。この記事では、オピオイド中毒患者の性別が軽視されていると書かれており、女性がよりopioid use disorder (OUD:オピオイド使用障害)に陥り易く、その理由として、女性が男性よりもオピオイド鎮痛薬を処方されやすいという事と、実際に処方されたオピオイドを使用する機会が多いという事が挙げられている。
さらに、女性は男性よりもオピオイド依存症を患いやすく、依存症を克服するのも難しいと書いてある。女性オピオイド中毒患者は、家族、特に、子供に与える影響が深刻なのは言うまでもあるまい。医師から処方された鎮痛剤の何気ない使用が、家族崩壊につながる危険性を孕んでいるとか怖すぎる。

オピオイド鎮痛剤の医師による安易な処方の背景に、医師と製薬会社の利権が絡んでいることも知る必要がある。ほとんどの医者が、医は仁術(First, do no harm)ではなく、医は算術なんで、患者の健康を気遣うよりも私腹を肥やすことに忙しい。もちろん、ほとんどの人間が、てめーの私利私欲のためなら他人がどうなろうが知ったこっちゃねー精神で生きている現代で、医療を金儲けの道具にしている医者だけが非道徳的であると責められるべきではないのは言うまでもないが、「医は算術なり」も度が過ぎれば、今アメリカで起こっているオピオイド禍のような重大な社会問題を引き起こすことを、我々は決して忘れてはならない。金持ちという非道徳的な生き物が、多くの人を肥やしにして私腹を肥やしいるという事実も、我々は同時に覚えておく必要があるだろう。

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