米中貿易戦争激化に加えてイラン戦争とベネズエラ侵攻の危険性

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今アメリカが熱い。ベネズエラに対する武力介入をちらつかせ、イランとの全面戦争も辞さない構えを見せ、中国との貿易戦争を激化させるという、常識的には有り得ない展開になりつつある。もし、アメリカがベネズエラに武力侵攻した場合、ベネズエラが泥沼の内戦状態に陥る可能性が危惧されている。多くの専門家がイラクの二の舞いになるだろうと警告している。イラク戦争が石油のための戦争だったように、ベネズエラ戦争も石油のための戦争であることは言うまでもあるまい。イラク戦争を徹底的に糾弾したトランプ大統領が、ネオコン連中にそそのかされてベネズエラ侵攻をちらつかせている現状はあまりにも皮肉過ぎる。

イラン情勢も徐々に深刻になりつつある。今後1〜2年の間にイラン戦争が勃発する可能性が高まっていると言われており、中東問題は予断を許さない状態になりつつあるようだ。イラン戦争になれば、原油価格が200ドル〜300ドルに跳ね上がる危険性が指摘されている。今回、イランが米軍攻撃を意図しているとして、空母打撃群と爆撃機を中東に派遣中であるが、イランが米軍攻撃を画策しているとフラグを立てていることに注意する必要がある。ペルシャ湾で第二のトンキン湾事件が発生しないことを願うしかない。しかし、ブッシュ政権のイラク戦争を徹底的に糾弾したトランプ大統領が、ネオコン連中にそそのかされてイランとの戦争をちらつかせている現状はあまりにも皮肉過ぎる。

中国の煮え切らない態度に業を煮やしたトランプ大統領は、中国との貿易戦争を激化させようとしている。全面戦争に発展する可能性は著しく低いが、貿易戦争が長引けば、世界経済に与える影響は深刻なものとなり、アメリカ経済も無傷では済まなくなるだろうと指摘されている。中国、ロシア、北朝鮮、ベネズエラ、イラン問題は相互に複雑に絡み合っているので、この中の一国でも今後の対応を誤ると世界的な大参事につながる危険性を孕んでいる。

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