日経平均 ドル円 ブラックマンデー 日本 為替監視リスト入り

3連休明けとは言え、世間ではゴールデンウィーク真っ只中の、5月2日月曜日の株式相場は今から大波乱が予想されている。薄商いの中(実質10連休中という事もあって当然そうなる)、日銀と年金筋がどこまで相場を支えられるかに注目が集まっている。2013年5月の株価大暴落を彷彿させるような展開になるのか、それともドル円が戻すのか、目が離せない1日になりそうである。唯一の救いは、一時は2日連続200ドル超の下げかと思われたダウが、怒涛のリバウンドで、逆に一時はプラ転するのでは?と思わせる戻りを見せた事だろう。相場は水ものとは良く言ったものではあるが、今回ばかりは分かり易い展開になりそうな気がするのは私だけだろうか。

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来週のドル円の展望、円高?円安?

月曜日の円相場が今から心配されるが、ドル円が1ドル105円台に突入してしまうのか、それとも大きく戻すのか、こればかりはさすがに誰にも分からない。そんな事が分かれば人生誰も苦労しない。ただ、今週は超重要指標がアメリカでは目白押しなのでその日程だけは載せておいた方がいいだろう。

  • 5/2 (月) 23:00 4月のISM製造業景況指数
  • 5/4 (水) 21:15 4月のADP雇用統計
  • 5/4 (水) 23:00 4月のISM非製造業景況指数
  • 5/6 (金) 21:30 4月の雇用統計
どの指標も結果次第で(事前予想との差)、ドル円を上下に一円以上動かす力を持っているだけに、十分な注意が必要だろう。一番の山場はやはり金曜日の雇用統計で、ここが当面のドル円の天王山と言っても過言ではないだろう。

日本が為替監視リスト入り

日本がどうやらアメリカが新たに設けた為替監視リストに載ってしまったようです(米為替報告、日中独など大幅な黒字国5カ国を監視リストに)。これで日銀による一方的な円売り市場介入がやり難くなった事は確かでしょうが、ある程度の水準まで(我慢の限界まで)ドル円が下がれば、日銀は形振り構わずに、情け容赦のない懲罰的な外国為替市場介入を断行するしかないとも言われています。ドル円ショーターが絶対に足を踏み入れてはいけないラインがどこなのか、それは黒田日銀総裁と麻生財務相だけが知っています(急激な円高、極めて憂慮=為替介入の準備示唆—麻生財務相)。ちょっと、気になる記事があったので載せておきます。GLOBAL MARKETS-Yen surges again, hitting stocks and dollar

“With data continuing to show the economy is stuck in a rut and deflation returning, the last thing the BOJ need to see is a stronger yen,” Rabobank analysts wrote in a note on Friday.

「”どの経済指標も日本経済がどうにもならない八方塞がり状態にある事を示しているし、デフレも戻りつつある現在、日銀は今さら円高などは見たくもないはずだ。”」be stuck in a rut = 八方塞がりにある

“For global markets there are worrying messages here. Conventional monetary policy is at its limits, and, it seems, maybe so is unconventional monetary policy. If so, we are stuck in this environment. This is as good as it gets.”

「世界市場にとっては気を揉むメッセージがここにある。旧来の金融政策には限界があり、たぶん、それは異次元緩和にもあてはまるように思える。もしそうなら、我々はこの環境から逃げられない。これ以上は良くならない。」as good as it gets = これ以上よくならない

The yen is up more than 4 percent against the dollar this week, putting it on track for its best week since the depths of the global crisis in October 2008 and one of its best weeks since the 1990s.

「今週円はドルに対して4%も上昇していて、リーマン・ショック後の2008年10月以来のベストウィークであり、1990年代以来の最高の週の一つでもある。」

先週が、リーマン・ショック直後の10月以来の急激な円高とか、ちょっと嫌な感じがしますが、いざとなれば日銀は何でもありなので、最後に笑うのはいつも日銀なのです。

来週の日経平均株価の展望

株価主導でドル円が下がるのか、ドル円主導で株価が下がるのか、その逆もまた真で、ドル円が上がれば株価も上がるので、全ては円相場次第としか言い様がない。月曜は、シカゴ日経平均先物終値の15860円を当然試す展開となる事が予想され、700円~1000円下げると予想しておいてもいいような気もします(シカゴ日本株先物概況・29日)。

日経平均先物は大幅続落し、1万6000円を割り込んで引けた。6月物は前日比415円安の1万5860円で引けた。

16000円割れは確実と思われ、ドル円が大きく戻さない限りは明るい材料は何もありません。まさかの電撃介入なんていうのは期待するだけ無駄でしょう。

流れは確実に円高へシフトしている

今の円相場は、エボラ危機で市場がパニック状態だった2014年10月中旬の水準にある。この時は、同月下旬の日銀の異次元緩和第二弾(黒田バズーカ2)が功を奏し、それ以降ドル円も日経平均株価も狂気乱舞して高騰を続けた。

ドル円週足チャート

昨年12月のFRBの時期尚早の利上げにより、年明け早々中国株が暴落して世界同時株安になった事は記憶に新しいが、それ以前からドル円は既に下落基調にあった。一番の理由は、12月の日銀のプチ追加緩和(異次元緩和第3弾?)があまりにもショボ過ぎたのが原因だ(「バズーカ3」は不発、追加緩和か迷い相場乱高下)。さらに今年1月のマイナス金利導入による円安が長続きしなかった事が響いた(銀行株が急落、MUFGは一時8%超-日銀のマイナス金利導入受け)。日銀に打つ手がないわけではない。株式市場に大規模介入(現行1日333億円を10倍の3330億円に増額、年間購入枠も10倍の30兆円に増額)、ヘリコプターマネー(ワーキングプア世帯に対し1人につき毎年60万円づつバラ撒く)、財政ファイナンス(国債の直接引き受け)の禁じ手もあるし、大規模外国為替市場介入(米国の警告を無視して)の可能性もまだ残っている。まだまだ日銀には次の一手が残っているのだが、はてさてこの先どうなりますことやら。

日本の金融政策に限界はない

というような事を言う輩をネット上でよく見かける。今のような異常な金融緩和を永遠に続けられるならば、それは当然そういう事になる。問題はその異常な出口戦略なき金融緩和をどこまで続けられるかだ(COLUMN-Japan may ultimately follow own advice to China – capital controls)。日本の将来の破綻を見越して、日本の富のほとんどを独占する一部の資産家と日本企業が資産を海外移転した場合、国債暴落と猛烈な円安により日本は破綻する。そうならないためには政府は資本統制をせざるを得なくなる。しかし、問題はそういう事態が本当に訪れるのかどうかだ。日本企業と資産家達が日本を見捨てて海外脱出する日が来るのか?超少子化・超高齢化がこのまま放置され、速度を加速させて進んで行けばそういう日がやがて訪れるという人もいる。日銀のドーピングが切れて税収が激減する一方で、社会保障費の国庫負担が増大し続ければそういう日が訪れるという人もいる。臨界点がどこなのかは誰にも分からないだろう。国債暴落は20年間言われ続けているし、日本破綻も山一・拓銀ショック以来言われ続けている。ただ、2013年以前と以降は分けて考えなければならない。異次元緩和は日本の最終的な破綻を少しでも伸ばすための手段に過ぎないという声もあるからだ。つまり、異常な金融緩和はゾンビ輸出企業の延命だけではなく、日本経済の延命でもあるという事だ。ただ、円高で破綻するような企業を延命する必要性が果たしてあるのか?、そして、ゾンビ企業の破綻が日本経済の破綻を招くのか?という疑問が生じるのだが、そんな事はありえないというのが本当のところだろう。確かに資源と食料のほとんどを輸入に頼る日本は、外貨が稼げなくなったら終わりという意見もある。円高に耐えかねた輸出企業の海外移転が産業の空洞化を引き起こしたのも事実だ。円高でサービス業で正社員として働くか、円安で輸出企業で使い捨て非正規雇用で働くか、あるいは、円高で生活の質を向上させるか、円安で家計は火の車のどちらを選択するかと問われれば、8割の国民が円高を選択するに決まっている。要は8割の下級国民の生活を苦しめる円安でボロ儲けしている企業が、社会に儲けを全く還元しようとしないのが諸悪の根源なのである。8割の下級国民が恩恵を受ける円高で潰れるよな企業は潰れればいいし、そんなことは下級国民の知った事ではないのである。

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