A new broom sweeps clean 諺の意味シリーズ 1

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

今日は、A new broom sweeps clean. ということわざについて少し詳しく調べてみようと思います。broom (掃く、掃き掃除をする、悪を一掃する、頭を叩く、ほうき、デッキブラシ)、sweep (清掃、煙突掃除人、塵、完勝、つるべ井戸、一掃する)、直訳すれば、新しいほうき(デッキブラシ)はきれいに掃除する。という意味になるのですが、何ともしっくり来ない訳になってしまいます。そもそも新しい箒が自分で掃除をするみたいな感じの訳になってしまうのです。別に古いほうきでもきれいに掃除できるはずなのですが、良く分からない英文です。新しい掃除機なら話は別なのですが、意味が良く分からないので、どういう意味なのかを調べてみました。

スポンサーリンク

A new broom sweeps clean

新しい箒(ほうき)は良く掃ける。新しく買った箒は掃きがいいという意味です。ググってみたら、“A new broom sweeps clean, but the old brush knows the corners.” —Irish proverb, とこの諺には続きがあったみたいです。”新しい箒は綺麗に掃除するけど、古いブラシは隅々まで綺麗にする。”、アイルランドの格言みたいです。”new broom”には”a newly appointed official, etc, eager to make changes”、改善に熱心な新任者、という意味もあるとか。格言の意味は、改善に熱心な新任者は(旧態依然の)組織を綺麗に掃除するが、古参者は組織の隅々まで熟知しているので、新任者が企業の悪癖・悪習・無駄・古参者を綺麗に掃き出して組織を新しい企業体質に刷新したとしても、組織を熟知している古参者がいなければ生まれ変わった組織もうまく回らないだろうという意味だと思われます。古参者は仕事を熟知している有能な幹部・管理職を意味していて、無駄に年だけ食って組織の足を引っ張って会社をダメにしている無能な給料泥棒達のことでは決してありません。answers.yahoo.comでのアンサーを載せておきます。

It means that it’s not always a good idea to get new everything, and that experiance is one of the best things to have. 「全てのものを新しくすることがいつも良い考えとは限らない事と経験は大切な物の一つである事を意味しています。」経験者優遇、求む即戦力からでも分かるように、今の世の中経験が全てでしょう。

for example. that new broom has no experiance in sweeping the floor. (pretend these brooms sweep by themselves.) it has to go over the entire floor to get the job done, right? well, the old broom knows where all the dirt, dust, grime, etc lives – it knows what needs to be swept instead of having to go over the entire floor every single time it works, so it is faster because of experience.「例えば、新しいブラシ(ほうき)は床掃除経験ゼロです(これらのブラシが(ルンバみたいに)自動で掃除すると思ってください)。新しい箒はきちんと仕事をするために全フロアーを掃除しなければなりません、そうですよね?さて、古いブラシはどこにあらゆる泥、埃、汚れ等があるのかを知っていて、仕事の度にいちいち全フロアーを掃除する必要がなく何を掃除すべきかを知っています、従って古いブラシは経験で仕事が早いのです。」

どこの国の企業も行政も高給取りのおっさん連中が多過ぎて、そのおっさん連中が国と企業をダメにしていると言われ続けて何十年も経ちますが、一向に改善される気配がありません。ギリシャなんかはその典型的パターンで、公務員病が重症化して国が傾いてしまったのです。全ての国が縁故社会主義と言っても過言ではないかもしれません。”You can’t privatize profits and socialize losses.” 例えば株やFXで儲かった利益は全て自分の物、損は踏み倒して誰かに押し付ける、みたいな事が平気でまかり通っているのです。TBTF (too big too fail)はまさしくこの考え方の典型例と言えます。共和党で起こっているトランプ革命は、政治の古参者のことを信じられない有権者が、トランプという全くの新任者に政治を刷新させてみようという試みなのです。とは言っても、そのトランプ自身が古い考えに囚われていて、TBTF理論の権化であるTARP支持者であった事が何とも皮肉でもあります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク