トランプ、北朝鮮の金正恩との会談を望む

トランプが北朝鮮の金正恩と核問題について話し合いたらしい。トランプの外交姿勢がどうにもよく分からない。isolationist (孤立主義者)のように言われていて、ロシアとの関係改善以外は外交的な興味がほとんど無いように思われていたが、北朝鮮との対話を望んでいるという事は、どうやらアジアの安全保障にも興味があるようだ。いよいよ大統領になる可能性が高まってきたので、外交政策に関する勉強を始めたのかもしれない。トランプが直に国家機密情報についてのbriefing (状況説明)を受けることが既に報道されているので、そういった関係もあるのかもしれない(Donald Trump Is About To Start Getting Intelligence Briefings)。トランプが政治を学べば学ぶほど、普通の現実的な政治家になる可能性もあるので、それはそれで世界にとっては良いことなのではないだろうか。もちろん、彼の破天荒さに惹かれている彼の熱狂的な支持者達にとっては、彼が普通の政治家に落ち着いてしまうことは期待外れなのかもしれないが。

トランプ・金正恩会談実現の可能性

Donald Trump would meet North Korea’s Kim Jong Un

Donald Trump says he’d be willing to speak with North Korean leader Kim Jong Un — a sharp departure from current U.S. policy toward the reclusive Asian nation.

The presumptive GOP nominee made the comments in an interview with Reuters on Tuesday, the news service reported. Trump said he would talk to Kim to try to stop the country’s nuclear program.
“I would speak to him, I would have no problem speaking to him,” Trump said.

ロイターの取材に対して、トランプが核開発について金正恩と話し合う用意があると言っている。この事はアメリカの北朝鮮外交政策の劇的な転換であると言っている。

とは言っても、現実に二人が会談を持つ可能性があるのかどうかは未知の領域だ。会談が実現したとして、日本と韓国の立ち位置がどうなるのかという別の問題も控えている。ただ、トランプが北朝鮮の核問題に真剣に取り組むつもりなら、アジア、特に日本と韓国にとっては朗報と言えるのかもしれない。何故ならトランプは孤立主義者ではないということを証明することになるからだ。もちろん、トランプが北朝鮮と勝手に経済支援を約束して、負担は全て日本と韓国に押し付けるというシナリオも考えられるので、手放しでは決して喜べない現実も存在している。アメリカの国益になることは率先して交渉するが、負担は全て他国に押し付けるような外交政策だけは勘弁願いたい。