病は気から、ポジティブな考えが病気を撃退!?

昔から病は気からと言われているように、positive thinking(前向きな考え)が病気を寄せ付けないみたいです。笑う門には福来たるで、笑いで癌を撃退するなんていうのもあります。笑顔にまさる化粧なしはまさに名言で、女性はブスっとしているよりも、笑顔を振り撒くことで、周囲を明るくすることができます。女性店員が笑顔で出迎えてくれるのと、嫌な顔で出迎えてくれるのとでは、客は気分的に店に対する印象が大きく変わります。

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楽観主義者は健康的

Can a Rosy Outlook Ward Off Illness?

In her widely celebrated 1978 book Illness as Metaphor Susan Sontag wrote that when medical experts attribute psychological causality to biological disease, they “assign to the luckless ill the ultimate responsibility both for falling ill and for getting well.” The latest salvo in the ongoing debate over the extent to which psychological factors can explain physiological outcomes comes from a study published today, which finds optimistic women are less likely to die of a variety of illnesses—from cancer to heart failure to infectious disease.

「彼女の非常に著名な1978年出版本、隠喩としての病いの中で、著者のスーザン・ソンタグは、医療関係者が、生物学的な病気を心理学的な原因の結果であると考える時、彼らは、不幸な病を、病気になる事と病気が治る事の両方の最終的な責任に帰していると書いています。心理学的因子が、生理学的効果を説明できる範囲を巡る継続中の論争における最新の爆弾を、楽観的な女性は、癌から心不全や感染病に至る、さまざまな病に倒れ難い事を明らかにしている、今日発表された研究論文が投下しています。」

楽観主義者が病気に罹り難いのは良く分かります。こういった人達は、ストレスが溜まりにくいので、夜もすんなり眠れるだろうし、食欲がなくなったり、あるいは、食欲が出まくったりする事もないし、ストレスから不健康な習慣を身につけてしまうこともありません。なので、健康的な生活を遅れることができるというわけです。非常に羨ましいです。

今回発表された研究では、楽観主義者が健康的な生活を送るとは書かれていません。

Kim is quick to point out that this does not necessarily mean optimism leads to healthier lifestyles, only that there is a statistical association. Still, he and his colleagues argue that because personality traits are somewhat malleable, optimism-based interventions could be a fairly simple, low-cost way to improve public health.

「キムは、この事が、楽観主義が必ずしもより健康的な生き方をもたらす事を意味しているとは限らず、ただ単に、統計的な結び付きがあるというだけな事を即座に指摘しています。それでもなお、彼等は、人の習性は若干融通が利くので、楽観主義ベースの治療介入が、かなり単純で低コストな公衆衛生改善法になるかもしれないと主張しています。」

もちろん、楽観主義者の中にも不健康な生活を送っている人はいるでしょうが、それでも楽観主義が潜在的に健康に良いらしいので、楽観的な生き方は重要みたいです。楽観主義を吹き込むことで、病気を患い難くするなら、人は楽天的に生きるべきだし、人生や将来を悲観して生きるよりは、脳天気に生きた方が、人が幸せな事は事実でしょう。刹那主義とは違い、思い煩うことなく、ポジティブに生きることが、良いみたいです。将来に夢を持てれば、人は明るくプラス思考で生きられるのではないでしょうか。

病は気からは誤り?

The idea that with a few hours of effort we might be able to stave off a range of existential threats—including cancer, heart disease, stroke, respiratory disease and infection—may sound enticing. Intrinsic to the argument seems to be a promise: If you’re more optimistic, you will keep death from knocking at your door, at least for a little while. But not all experts agree.

「数時間の試みで、癌、心臓病、脳梗塞、呼吸器疾患、感染症といった、一連の存在に関わる脅威を回避できるかもしれないという考えは、魅惑的に聞こえるかもしれません。その主張の本質は、将来に対する期待であるように思えます。つまり、もし、人がより楽観的であるならば、少なくともしばらくは、リーパーがドアを叩くのを防げるはずだからです。しかしながら、全ての専門家が、この主張に同意しているわけではありません。」

気の持ちようで病気を撃退できるなら、こんな簡単な事はないんでしょうけど、実際にネガティブな人間がポジティブに生まれ変わるのは至難の業です。プラス思考で、適度に運動して、野菜や果物、ナッツ、魚や鶏肉を中心にした、健康的な食事を心掛ける事で、病気はある程度予防できます。明るく楽しく健全に、他人に迷惑を賭けずに、逆に、人を助けて、人間同士互いに助け合って生きていくことが、人間らしい生き方と言えます。

The problem with suggesting positive thinking can ward off death, some experts say, is that it makes chronic disease patients feel guilt or shame—that they are somehow responsible for their illness. Furthermore, if optimism is associated with better health, it may have more to do with the fact people who are not optimistic may in fact suffer from clinical depression, which is widely linked to poorer health.

「ポジティブシンキングが寿命を延ばすと示唆することの問題点は、一部の専門家達が言うように、その事が、慢性病患者達に、彼らに自分達の病気に対する何らかの責任があるかのように、罪悪感や恥辱感を抱かせてしまうということです。さらに、もし、楽天主義が、より良い健康状態と関係しているんだとしたら、それは、楽天家ではない人々が、実際に、健康状態がより悪いことと大いに関係している、臨床的うつ病を患っている可能性があるという事実との関係の方がむしろ深いかもしれません。」

不健康な人は、うつ気味だから不健康で、病気を患っている人は、マイナス思考が病気の原因になっているかのように示唆することは、遺伝病などに苦しむ人達にとっては、確かに災難であるかもしれません。病は気からもありますが、生まれついての慢性病を抱える人達には、なわけねーだろ!としか言えません。全ての病気がストレスに起因しているわけでもないし、公害や、ウィルス・細菌、添加物など、色々な病気の原因が存在しているので、病は気からというのはあまりにも短絡思考であるとも言えますが、しかし、ストレスが病気の原因の1つである事は事実なので、楽天的に生きることも大切です。

ただ、あまりにも楽天過ぎる(怖いもの知らず過ぎる)と、今度は事故の危険や、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があるので、この辺のバランスを巧く取ることが求められています。ネガティブ思考は慎重であることも意味しているので、慎重過ぎてもいけませんが、慎重さが全く無いことも問題があります。石橋を叩き過ぎて壊すと、よく言われているように、石橋を叩く時はあまり叩き過ぎないように注意する必要がありますが、石橋を叩いて渡るという習慣を付けることも、長生きの秘訣であることは確かです。

病は気だけでは治せない

Optimism and the lack of depression may at first seem like two sides of the same coin, but depression is a wide-ranging syndrome that affects physiology as well as psychology. Just as you cannot simply think yourself out of a stroke, you also cannot think yourself out of major depressive disorder.

「楽観的である事とうつではない事は、初めは、表裏一体のように思えますが、うつ状態は、心理状態だけではなく、生理機能にも影響を与える、広範囲にわたる症候群です。人が、病気よ治れという思いだけで、簡単に脳卒中を治せないように、大うつ病性障害からも、治りたいという思いだけでは、簡単に抜け出すことはできません。」

病は気からとは言っても、気持ちだけで病は治せません。うつ病も気の持ちよう次第で簡単に治ると、一部では言われていますが、そんな簡単なものではありません。気合いも確かに大事ですが、人の心理状態、持って生まれた性質というのは、そんなに簡単に変わるわけではありません。表面上は楽天的を装えたとしても、心の中まで変えることはできません。楽観主義は、ある意味、無責任にも聞こえ、必ずしも、手放しで推奨されるべき性質ではないという人もいますが、将来を楽観することは、今を充実して生きることにもつながるので、今の多くの日本人にとって、一番欠けていることなのかもしれません。

個人が国の将来を悲観しようが楽観しようが(日本の今の若者は達観しているとも言われていますが)、国の将来は変わりません。しかし、多くの国民が楽観的になってお金を使うようになれば、実は、国の未来は大きく変わってきます。蟻とキリギリスの逸話もありますが、その中間の生き方が、一番最適な生き方なのではないでしょうか。キリギリスは楽天家過ぎるし、蟻の生き方は面白みが無さ過ぎます。ほどほどがいいという意味です。