気候変動、地球の温暖化、海洋酸性化が超深刻化!

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海洋酸性化が深刻さを増しているようです。地球の温暖化、若しくは、気候変動現象は人類が抱える一番の問題と言っても過言ではありません(核拡散問題を除けば)。温暖化は人的なものなのか、ただの自然サイクルなのかは議論が分かれるところですが、海洋酸性化だけは議論の余地がなく、100%人間の仕業だと言われています。

海水中に溶け込んだ、二酸化炭素CO2は炭酸H2CO3になって、その炭酸は、水素イオンH+が解離した炭酸水素イオンHCO3や炭酸イオンCO32-になって、海の中で平衡状態を保っています。ところが、大気中の二酸化炭素の量が増えると、海水中に溶け込むそれの量も増えるので、水素イオンH+が増えて、海洋酸性化がどんどん進むみたいです。

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エミリアニア・ハックスレー

A small change with a large impact

The uptake of fossil fuel carbon dioxide (CO2) by the ocean increases seawater acidity and causes a decline in carbonate ion concentrations. This process, termed ocean acidification, makes it energetically more costly for calcifying organisms to form their calcareous shells and skeletons. Several studies have shown that this also holds true for Emiliania huxleyi, the world’s most abundant and most productive calcifying organism.

「海洋による化石燃料二酸化炭素の取り込みは、海水酸性度上昇や炭酸イオン濃度の減少をもたらします。海洋酸性化と呼ばれているこのプロセスは、石灰化生物が石灰殻や骨格を形成するのをエネルギー的によりハイコストなものにしてしまっています。いくつかの研究が、この事が、世界で最も豊富で、最も生産的な石灰化生物である、エミリアニア・ハックスレー(円石藻)に対しても当てはまることを証明しています。」

海に棲息する巻き貝も減っているらしいし、石灰化生物達に取っては、まさに苦難の時代と言えます。一部の貪欲で愚かな人間達のおかげで、世界中の生物が人間も含めて酷い目に遭っています。世の中には食べる物も食べられずに飢えに苦しんでいる人間がいる傍らで、一人で何億、何十億、何百億、何千億、何兆円という資産を独占している人間達がこの世には千万人単位で存在しています。一部の人間達はそれを、資本主義と呼んでいますが、実態は、縁故社会主義で、本来喧嘩が強い奴が頂点に立つ世界を、政府が暴力や権力者に都合が良い法で支配することで、政治力がある人間や、貪欲な人間達が好きなだけ富を独占する世の中を作り出していると、かなり批判的な意見もネット上にはあります。

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海洋酸性化の弊害

When exposed to ocean acidification in controlled laboratory experiments, growth and calcification rates of the single-celled alga are slightly reduced. Even after more than two thousand generations under acidified conditions, these responses still prevail to some extent, suggesting that evolutionary adaptation may not be able to completely eliminate the negative effects of ocean acidification. But what this means in terms of the alga’s ability to maintain competitive fitness in its natural environment when the ocean continues to acidify was still an open question.

「管理された室内実験で海洋酸性化にさらされると、単細胞藻の成長率と石灰化率は若干減少しました。酸性条件下に2000世代以上さらされた後でさえ、こういった反応はそれでもなおある程度現れることが、進化的適応が、海洋酸性化の弊害を完全に除去することができない可能性を示唆しています。しかし、この事が、海洋が酸性化し続ける藻の周囲環境における競合的適応維持能力に関して意味している事は、まだ分かりません。」

藻の進化が、海洋酸性化の速度に着いて行けないみたいです。多くの生物が、貪欲で自己中な一部の人間達の経済活動による破局的な環境破壊によって、危機的なペースで絶滅していっていますが、それはやがて訪れる人類の滅亡を暗示していると言われています。

海洋性プランクトンは地球の酸素の半分を生産していると言われているので、海洋酸性化が臨界点を超えれば、海洋性プランクトンが死滅し、最終的には、ほとんど全ての生物が地球上から姿を消すだろうと警告されています。まだ当分先の話ではあるみたいです。

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ヘルムホルツ海洋研究センター

To address this question, a team of researchers led by GEOMAR Helmholtz Centre for Ocean Research Kiel conducted a field experiment using the KOSMOS (Kiel Off-Shore Mesocosms for Ocean Simulations) experimental platform. As part of the research projects SOPRAN (Surface Ocean Processes in the Anthropocene) and BIOACID (Biological Impacts of Ocean Acidification) the KOSMOS system was deployed in the Raunefjord at the west coast of Norway, were blooms of Emiliania huxleyi regularly occur in late spring.

「この疑問に取り組むために、ドイツのキールにある、ヘルムホルツ海洋研究センター主導による研究者のチームが、KOSMOS(海洋シミュレーション用キール沿岸メソコスム)実験プラットフォームを利用して現場実験を実施しました。研究プロジェクトの一部として、KOSMOSシステムSOPRAN・BIOACIDが、エミリアニア・ハックスレーのブルームが晩春に定期的に生じる、ノルウェー西海岸にあるフィヨルドに投入されました。」

Each of the nine KOSMOS units enclosed about 75 cubic metres of seawater in a 25 metres long plastic bag. The “giant test tubes” were brought to carbon dioxide concentrations ranging from present to projected mid-of-next-century levels. For six weeks, the scientists measured various parameters and took samples for further analyses. Sinking particles were collected in funnel-shaped sediment traps at the lower end of the mesocosms and analysed as well.

「各々9KOSMOSユニットが、25メートル長プラスチックバッグの中に、約75立方メートルの海水を取り入れています。その巨大な試験管は、現在のレベルから、予測される次の世紀の中頃のレベルに至るまでの二酸化炭素濃度になっています。6週間、科学者達は、さまざまなパラメーターを計測し、追加分析用サンプルを採取しました。沈降粒子も、メソコスムの下端の漏斗状セジメントトラップに集められ分析されました。」

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地球の温暖化を加速させる

海洋酸性化がこのまま進むと、石灰化生物のエミリアニア・ハックスレーはブルームを形成できなくなり、その事によって、海面近くの有機物集合体は、深海へ降下沈殿される速度が弱まり、海洋表面層でのバクテリアによる有機質の分解が進んでしまうみたいです。

As a result of this, more of the CO2 bound in organic matter remains in the surface layer, which reduces the ocean’s potential to take up atmospheric CO2.”

「この結果、有機物に結合している二酸化炭素の多くが、表面層に留まり、その事が、海洋の潜在的な大気中の二酸化炭素吸収可能性を減じてしまいます。」

海洋の二酸化炭素吸収能力が落ちれば、その分、海洋酸性化が遅くなるような気もしますが、逆に、地球の温暖化が進み、海洋温度上昇にもつながってしまうようです。

Another feedback could result from the fact that Emiliania is one of the dominant producers of dimethylsulfide, a volatile gas which is thought to serve as cooling agent in the climate system. Whereas high concentrations of this gas were recorded in the mesocosms were Emiliania was blooming, they were greatly reduced in the mesocosms simulating future conditions. Less CO2 uptake by the ocean and lower production of the cooling agent dimethylsulfide would both work in the same direction, reducing the ocean’s capacity to mitigate global warming.

「もう1つのフィードバックが、エミリアニアが、気候システムで冷却材としての機能を果たしていると考えられている、揮発性ガス、硫化ジメチルの主要生産者の1つであるという事実の結果として生じています。このガスの高濃度が、エミリアニアが大増殖しているメソコスムにおいて記録されている一方で、それらは、将来の条件でシミュレートしたメソコスムにおいては著しく減少しています。海洋による二酸化炭素吸収減少と冷却材ジメチルスルフィドの生産量低下の両方が、同じ方向に作用し(相乗効果をもたらし)、地球の温暖化を軽減してくれている海洋の能力を大きく損ねてしまっています。」

“If Emiliania huxleyi fails to maintain its important role, other, possibly non-calcifying, organisms take over. This might initiate a regime shift with far-reaching ecological and biogeochemical consequences”

「エミリアニア・ハックスレーが、その重要な役割を維持することに失敗すれば、その他の、恐らくは非石灰質、生物が取って代わるでしょう。この事が、広範囲に及ぶ、生態学的・生物地球化学的な重大な結果を伴うレジームシフトを起こす可能性があります。」

トランプ政権は、環境のことは一切気にせず、経済最優先政策を断行することを宣言しているので、最終的に、インドや中国もそれに倣うだろうと言われています。トランプ氏は温暖化は人為的な部分もあるかもしれないとは認めていますが、でもそんなの関係ねぇ!的な感じで、経済活動が最優先されるべきという持論を展開しています。なので、今後、温暖化や海洋酸性化は猛烈な勢いで進んでいくと予想され、人類は破滅的な未来に向かって加速していく事になります。超絶環境破壊か、あるいは、全面核戦争か、どちらにしてもかなり悲惨な未来が、我々人類を待ち受けているという悲観的な意見がかなり多く見受けられますが、さすがに、全面核戦争はないだろうという意見も多々見受けられます。

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