不安感受性とは何なのか?不安に対する感受性のことだろうとは予想が付きますが、それが一体何なのかという疑問が残ります。例えば、感受性の強い人はやたらと涙もろかったりしますが、不安感受性が強い人はやたらビビリという事なのかもしれません。ビビリな人は生存本能が人一倍強い、もしくは、生への執着が人一倍強いだけとも言わています。
不安感受性とは何なのか?
What Is Anxiety Sensitivity, and Do I Have It?
When FDR famously proclaimed there is nothing to fear but fear itself, little did he know was forecasting a psychological phenomenon known as anxiety sensitivity.
「フランクリン・ルーズベルトが、お馴染みの、恐怖以外に恐れるものは何もないと言った時、自分が不安感受性として知られる心理現象を予見していた事を知る由もありませんでした。」
The term wasn’t coined until 1985, but when the concept was defined, it was kind of a big deal. I’ll stop short of calling anxiety sensitivity the mother of all anxiety disorders (which sounds like a Freudian comic book villain), but high anxiety sensitivity puts you at greater risk for developing a problem with anxiety, from panic to PTSD to phobias and beyond.
「その用語は1985年まで存在しなかったのですが、その概念が定義された時、それは重大事とも言えました。私は不安感受性が全ての不安症の生みの親と呼ぶのには抵抗があります(フロイト派の漫画の悪役のように聞こえる)が、不安感受性が強いことは、パニック障害からPTSD(心的外傷後ストレス障害)、恐怖症やその先に至る不安障害に関連する問題を発症させる重大な危険性を孕んでいます。」
stop short of = 〜するまでには至らない、~するのを思いとどまる、~することまではしないといった意味になります。
So what exactly is this fiendish phenomenon? It’s a belief that the physiological experience of anxiety itself, like a racing heart, sweating, or shaking, is dangerous and could lead to devastating outcomes. In other words, it’s the tendency to interpret anxious sensations as catastrophic—it really is fear of fear.
「それで、この忌まわしい心理現象とは一体何なんですか?それは、不安自体の生理学的な経験、胸がドキドキしたり、汗をかいたり、震えたりするような事が危険で破壊的な結末をもたらすかもしれないと信じることです。すなわち、それは、不安な感覚を破局的なものとして解釈する傾向、まさに恐怖の恐れです。」
不安感受性が強い人は、例えば、聴衆の前でスピーチをする前に、緊張と不安から心臓がバクバクすると、このままだと心臓発作を起こしてやばいと思ってしまうみたいです。
不安感受性が弱い人は、不安を感じて心臓がバクバクしても、これは一時的なもので、体に害はない(心臓発作は起こさない)と解釈できるようです。不安感受性が強い人は、全ての物事に対して、異常なまでの不安感や恐怖心を抱いてしまうみたいな感じです。不安感があまりにも強くなり過ぎて、本当に体に異常が生じたと思ってしまうようです。
不安感受性を弱めるには、運動したり、子供時代の無謀で危険な行為が楽しかったことを思い出したり、悪い結果を予想するのではなく、良い結果を考えるようにすることが良いみたいです。運動が一番みたいな感じです。運動には、心理的な改善だけではなく、成人病予防や、認知症予防、脳の活性化、犯罪的な考えを消滅させたりする効果もあります。