飽和脂肪が動脈を詰まらせるという考えは間違い!?

飽和脂肪が動脈を詰まらせることで、冠状動脈性心臓病の原因になっているという、医者や大衆の間で、広く一般に信じられている考えが、明らかに間違っていると、British Journal of Sports Medicine誌でオンライン出版された論説の中で、専門家達が強く主張しています。

血中脂質量と食物飽和脂肪を減らすことから焦点をシフトすべき時で、その代わりに、心臓病を回避するために、本物の食べ物を食べたり、毎日気分爽快な散歩をしたり、ストレスを発散したりすることの重要性に注目すべきだと、研究者達は強弁しています。

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地中海ダイエットが健康的

Popular belief that saturated fats clog up arteries ‘plain wrong’ say experts

Coronary artery heart disease is a chronic inflammatory condition which responds to a Mediterranean style diet rich in the anti-inflammatory compounds found in nuts, extra virgin olive oil, vegetables and oily fish, they emphasise.

冠動脈心臓疾患は、慢性炎症性疾患の一種で、ナッツ類、一番搾りの極上オリーブオイル、野菜や魚油に含まれる抗炎症化合物が豊富な地中海型食事で対処可能と、彼らは言っています。

ステントを使った配管工事

And the limitations of the current ‘plumbing theory’ are writ large in a series of clinical trials showing that inserting a stent (stainless steel mesh) to widen narrowed arteries fails to reduce the risk of heart attack or death, they say.

現在の配管工事説の限界が、狭くなった動脈を広げるためのステント(ステンレス鋼メッシュ)挿入が、心臓発作等のリスクを減らせないことを明らかにしている、一連の臨床試験によってはっきりと示されていると、研究者達は言っています。

コレステロールを下げる事

“Decades of emphasis on the primacy of lowering plasma cholesterol, as if this was an end in itself and driving a market of ‘proven to lower cholesterol’ and ‘low fat’ foods and medications, has been misguided,” they contend.

”血漿コレストロールを減らす事に、あたかも、この事それ自体が目的であるかのように、コレステロールを下げる事が証明済みや低脂肪を謳った食品・薬の市場を駆り立てている、数十年にわたり第一義的重要性を置いてきた事は、完全に誤りでした。”と、彼らは語っています。

A high total cholesterol to high density lipoprotein (HDL) ratio is the best predictor of cardiovascular disease risk, rather than low density lipoprotein (LDL). And this ratio can be rapidly reduced with dietary changes such as replacing refined carbohydrates with healthy high fat foods (such as nuts and olive oil), they say.

低比重リポ蛋白質(LDL)というよりは、むしろ、高密度リポ蛋白質(HDL)に対する高総コレステロール値の比が、心臓病リスクの一番の予測因子です。この比率は、精製された炭水化物を健康的な高脂肪食品(例えば、ナッツやオリーブオイルなど)に置き換えることなどによる食事の変更で急速に減らすことが可能であると、彼らは言っています。

1日30分週3回の運動

A key aspect of coronary heart disease prevention is exercise, and a little goes a long way, they say. Just 30 minutes of moderate activity a day three or more times a week works wonders for reducing biological risk factors for sedentary adults, they point out.

冠動脈性心臓病予防の鍵となる側面が運動で、少しの運動で大きな効果が得られます。週3回かそれ以上、1日たった30分の適度な運動が、運動不足の成人に対する生物学的な危険因子を減らすための素晴らしい効果をもたらしてくれます。と、彼らは指摘しています。

慢性的ストレスの危険性

And the impact of chronic stress should not be overlooked because it puts the body’s inflammatory response on permanent high alert, they say.

そして、慢性ストレスの影響は、それが、人体の炎症反応を永続的な警戒態勢に置いてしまうために、見過ごされるべきではありません。と、彼らは言います。

総括すれば、ヘルシーダイエット(健康的な食事)、レギュラーエクササイズ(定期運動)、ストレスリダクション(ストレス解消)が、生活の質を大幅に向上させるだけではなく、心臓病や全ての要因による早世リスクを抑制してくれますと、彼らは強く主張しています。

とにかく運動が大事

“It is time to shift the public health message in the prevention and treatment of coronary artery disease away from measuring serum lipids and reducing dietary saturated fat,” they write.

”冠動脈性心疾患の予防と治療における、一般への健康に関するメッセージを、血清脂質を測定したり食事性飽和脂肪の削減からシフトすべき時に来ています。”と、彼らは書いています。

“Coronary artery disease is a chronic inflammatory disease and it can be reduced effectively by walking 22 minutes a day and eating real food.”

”冠動脈性心臓疾患は、慢性炎症疾患で、1日たった22分間の散歩と、ちゃんとしたまともな食事をとる事によって効果的に減らすことが可能です。”

But, they point out: “There is no business model or market to help spread this simple yet powerful intervention.”

しかし、彼らは、”この単純かつパワフルな介入治療を広めることを手助けするためのビジネスモデルやマーケットが存在しません。”と、指摘しています。

要するに、コレステロール値にばかり気を使って、低脂肪食や、バター等の飽和脂肪食品を忌避する事だけでは心臓病は防げないと言っているみたいです。心臓に良い健康的な食事をとるのは当然で、それ以外に、1日20~30分程度の適度な運動、ストレス解消が大事なようです。それと十分な睡眠も重要です。健康的な生活を心掛ける事が長生きの秘訣でもあります。