植物ホルモンが腸内細菌叢を介して人の健康に影響を与えていた

ボール一杯のサラダは、ビタミンやミネラル以上のものを含んでいます。植物物質は、それらが成長・老化・水摂取管理法をコントロールするために、植物が産生するホルモンの残骸を含んでいます。近年、科学者達は、人の腸内細菌と細胞が、こういったホルモンに反応して、さらには、自分自身で、似たような分子を作り出す可能性さえある事を報告しています。8月22日にTrends in Plant Science誌に掲載された意見論文の中で、フランスの研究者達は、植物ホルモンが、どのようにして、人の健康に影響を与えているのかを調査しています。

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アブシジン酸とジベレリン酸

How humans and their gut microbes may respond to plant hormones

For instance, gut microbes and dietary factors have been tied to inflammatory bowel disease and similar afflictions, though the precise mechanisms remain unknown. The plant hormone abscisic acid (ABA), which is synthesized to alert the plant to drought conditions, can worsen inflammation, while another set of hormones, gibberellic acids (GAs), reduce inflammation.

例えば、腸内細菌と食事要因が、炎症性大腸炎や、それと似たような病気と結び付けられてきていますが、正確なメカニズムは不明のままです。日照りの状況を植物に注意喚起する目的で合成される、植物ホルモンのアブシジン酸(ABA)が、炎症を悪化させる一方で、別のホルモン群のジベレリン酸(GAs)は、炎症を緩和してくれます。

The researchers suggest, therefore, that synthesis of these hormones by gut microbes could be responsible for their complicated and contradictory impact on inflammatory diseases. They also add that GA-rich diets, which might include grains and spinach, could be used to combat inflammatory disorders.

研究者達は、従って、腸内細菌によるこの種のホルモンの合成が、炎症性疾患に及ぼすそれらの複雑で矛盾する影響の原因である可能性を示唆しています。彼等は、穀物やほうれん草を含め得る、GAが豊富な食品が、炎症性疾患の治療に使える可能性を付け足しています。

インドール酢酸 (IAA)

Another example of plant hormone impact on human health is the stimulation of increased glucose uptake by ABA. For that reason, the researchers note that consuming ABA-rich fruits and vegetables such as apricots, which they have particularly studied, as well as apples, carrots, and sweet potatoes could help alleviate aspects of diabetes. Another plant hormone, indole acetic acid (IAA), kills off cancer cells upon exposure to high-energy excited dyes in photodynamic therapy. The researchers add that certain plant hormones including IAA should be further studied for anti-tumor action, given that they alter the cell cycle in ways promising for eliminating cancerous cells.

植物ホルモンが人の健康に与えるもう1つの例が、ABAによるグルコース(ブドウ糖)摂取増加に対する刺激です。その理由から、研究者達は、彼等が特に研究している杏や、さらに、りんごや人参、サツマイモのような、ABAが豊富な果物や野菜の摂取が、糖尿病の症状を軽減するのに役立つ可能性がある事に言及しています。もう1つの植物ホルモン、インドール酢酸は、光線力学療法における高エネルギー励起色素への暴露により、がん細胞を完全に破壊します。研究者達は、IAAを含む特定の植物ホルモンは、それらが、がん細胞消滅に有望なやり方で、細胞周期を変えるということを考慮した馬合、抗腫瘍作用に対するさらなる研究が必要である事を付け加えています。

植物ホルモンによる栄養価分類

Though the researchers caution that more work is needed to establish plant hormones as the cause of microbial action, as well as to investigate whether the digestive process limits their function, they say that plant hormones can reframe how we think about nutrition. “We are talking about a different way to evaluate the nutritive quality of fruits, vegetables, and grains by considering plant hormones rather than broad classifications like fats and fibers,” Lacombe says.

研究者たちは、植物ホルモンの微生物作用の要因としての地歩を固め、消化作用が、それらの機能を制限しているのかどうかを調べるためには、さらなる研究が必要なことを警告してはいるのですが、彼等は、植物ホルモンが、我々の栄養についての考え方を再構成することが可能であると言っています。”我々は、フルーツ、ベジタブル、穀物の栄養価を、脂肪や食物繊維のような広い分類ではなく、植物ホルモンを考慮することによって評価するための、別の方法についての話をしています。”と、ラコンブ氏は語っています。

植物は、ビタミン、ミネラル、食物繊維、脂肪、ポリフェノールなど以外に、植物ホルモンという物質まで含んでいて、それが腸内細菌叢に影響を与え、その結果として、人の健康にも影響を与えているみたいです。植物と腸内細菌は、切っても切れない縁のようですが、人間と腸内細菌も腐れ縁なので、そう考えると、人間と植物の関係も、改めて見直される必要があるのかもしれません。つまり、人は植物をもっと大切にすべきだという事を言っています。

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