プリマス大学の研究者達による、タンブラー、ビールジョッキ、ワイングラスや広口瓶を含む72個の新品・中古のグラス製品を対象にした、197に及ぶテストを実施した研究が、エナメルカップやエナメル製の人気商品が、人体に有害な量の鉛やカドミウムを含有している可能性があることを示唆しています。
許容限度の1000倍の鉛とカドミウム
Drinking glasses can contain potentially harmful levels of lead and cadmium
They found lead present in 139 cases and cadmium in 134, both on the surface of the glasses and, in some cases, on the rims, with concentrations of lead sometimes more than 1000 times higher than the limit level.
研究者達は、時として、限界水準の1000倍を超える濃度の鉛が139のテストで、カドミウムが134のテストで、共にグラスの表面、一部のテストでは縁に含まれることを発見しました。
昔から中国製のマグカップはやばいとか言われていましたが、なんかを塗ってある食器類とかはやばそうな気がします。フライパンや鍋からも大量の有害重金属が見つかっているし、輸入品には特に注意が必要かもしれません。国産だから安全だという保証はありませんが。
コップや食器の危険性
Tests showed that flakes of paint often came away from the glass under when simulating sustained use, indicating the substances could be ingested over a prolonged period.
長期使用のシミュレーション時、塗料片が頻繁にコップから剥落することを、いくつかのテストが示していて、長期間、有害物質を摂取している可能性を示唆しています。
マグカップにコーヒーと砂糖を入れて、スプーンで掻き混ぜると、コップが鉛色に変色したりするのが前から気になってたんだけど、もしかすると、あれはやばい物質が滲み出ている可能性があったと思うと鬱になります。もらいもんだから、どこ製のカップかも分からんし、食品は添加物だらけだし、食器やコップまでも有毒添加剤で汚染されてるとか、気分が滅入る。
公園の遊具やベンチも危険
The research is the latest examining the presence of toxic substances found all around us, with previous research suggesting playground paints should be more closely monitored to reduce potential danger to public health.
本研究は、私達の身の回りに存在している有毒物質に関する最新調査で、過去の研究は、公園の遊具やベンチ等に使用されている塗料は、住民の健康被害を減らす意味からも、もっと厳密に監視される必要があることを示唆しています。
ベンチのペンキとかもやばそうだし、子供が遊んでいる雲梯、ブランコ、滑り台もかなりやばそうな雰囲気を醸し出しています。砂場の猫の糞とかもかなり危険な存在だし、公園に屯している怪しそうなおっさん達も危険だし、公園は子供達にとっては危険な場所と言えます。
That study suggested there was a risk to children’s health from ingesting flakes of paint from play equipment and Dr Andrew Turner, who led both that and the current work, believes the threats posed by drinking glasses could be even greater.
後者の研究は、遊具の塗料片の飲み込みによる、子どもたちの健康リスクが存在している事を示していて、その研究と今回の研究を指揮している、アンドリュー・ターナー博士は、飲料用グラスによってもたらされる脅威が、もっと大きい可能性があると考えています。
赤いエナメルのカドミウム汚染が酷い
More than 70% of the products (52 out of 72) tested positive for lead, and the metal was found in all recorded colours, including the decorated gold leaf of some items. A similar number (51 out of 72) tested positive for cadmium, with the highest concentrations usually encountered in red enamel.
テストした製品の70%以上(72製品のうち52製品)が鉛の陽性反応を示し、一部の製品の装飾金箔を含む、記録した全ての色から金属が検出されています。カドミウムも鉛と似たような数値を叩き出していて、通常、赤色エナメルで最も高い濃度を示しました。
製造業者の製造責任を問う
“Given that safer alternatives are available to the industry, the overall results of this study are both surprising and concerning,” Dr Turner added. “Why are harmful or restricted elements still being employed so commonly to decorate contemporary glassware manufactured in China, the European Union and elsewhere? I believe consumers should be made aware of this, while retailers and the glass industry have the responsibility to eliminate toxic metals from decorated products.”
”有機インクという、もっと安全な選択肢が利用可能であることを考慮すれば、今回の研究の総合的な結果は、驚きであり心配でもあります。何で、未だに、有害もしくは法律で使用が制限されている物質が、中国、EU等で製造されている現代のガラス製品を装飾するのに、こんなにも広く使われているんでしょうか?私は、小売業者と硝子工業が、装飾品から有毒金属を取り除く責任を負う一方で、消費者はこの事実に気付く必要があると考えています。”
添加物まみれの食品にしても、この問題にしても、大気汚染にしても、放射性物質の海洋への垂れ流し問題にしても、工場廃液垂れ流しにしても、企業の人としての資質の問題が問われています。アメリカでは、企業も人であると定義されている以上、企業は人間らしく行動することが要求されています。人間というのは、お互い助け合い支え合う存在で、他者を意図的に害するとか論外なのです。そんな奴は人間ではありません。消費者も、消費者の健康や安全を利益以上に重視する企業の製品を買うべきで、消費者軽視の企業や、従業員も消費者も軽視しているブラック企業からは、一切、物やサービスを購入してはいけません。そういった非人道的なゴミ企業は、人類の平和のためにも、この世から排除しなければならないからです。